先祖から力をもらったヒロイン 「エコー」(ネタバレ感想)

先祖から力をもらったヒロイン 「エコー」(ネタバレ感想)

マーベル・スタジオが、新しく立ち上げた「マーベル・スポットライト」。
どうやら単独の独立した物語となるらしい。
その第1弾が、2024年1月10日からDisney+で配信している「エコー」。
1話40分程度の全5話なので、さくっと見ちゃいました。

ECHO 2024年米 全5話

 

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ストーリー

幼少期に交通事故で母を亡くし、父と一緒にニューヨークに移住したマヤは、NYの犯罪王キングピンの右腕としてトラックスーツマフィアのリーダーとなっていた。クリント・バートン(ホークアイ)が自暴自棄になって犯罪者たちを成敗しまくっていた“ローニン時代”に、彼に父を殺されたことからクリントの命を狙っていたが、黒幕がキングピンだったことを知り、「ホークアイ」最終話にてキングピンに銃を向ける。リーダーから一転、賞金をかけられたマヤは故郷のタマハへ戻る。

キャスト

エコー/マヤ・ロペスにアラクア・コックス、NYの犯罪王キングピン/ウィルソン・フィスクにヴィンセント・ドノフリオ、マヤの叔父ヘンリーにチャスク・スペンサー、祖母チュラにタントゥー・カーディナル、従兄弟ビスケッツにコディ・ライトニング、従姉妹のボニーにホワット・イフ…?S2でカホーリの声を演じたデヴァリー・ジェイコブス、スカリーに『ダイハード3』のグレアム・グリーン
スペシャルゲストでデアデビル/マット・マードックのチャーリー・コックス

ネタバレ感想

ドラマ「ホークアイ」で初登場したマヤ。片脚義足で聴覚障害を持つマヤを演じるアラクア自身も同じ障害を持っています。観察眼・洞察力で障害を補い、列車の上も走るしアクションバリバリ。しかも器用で武器とかを自作しちゃう。

マヤを後継者として育てるため、父親を殺させていたキングピンは「デアデビル」の宿敵、NYの犯罪王。
使えると思った者の心の拠りどころを排除し、彼だけを慕う様に仕向けるのがいつもの手口。

郷里のオクラホマ州タマホへ戻ったマヤ。タマホはネイティブ・アメリカン、チョクトー族の土地で、マヤの身体に流れる先祖のこだま(エコー)が彼女に力を与えます。

MCUでは盲目のヒーロー、デアデビル(『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でピーターの弁護士になっていたマット・マードック、背後から飛んできたレンガを受け止めた彼です)がいますが、今度は耳が聴こえないうえに義足。それでも強い。その上、先祖からのエコーでスーパーパワーも身についちゃった。そのスーパーパワーでキングピンを倒すのではなく、彼の心を救う方向へ向かったのは意外な展開でした。

ホークアイの時のヴィランが主役の話ってどうなるのかと思っていましたが、
キングピンや家族との確執のドラマに、先祖のイメージを挟みながらルーツについて考えるという、
スピリチュアルな展開もやりすぎない塩梅ですんなり見られました。
尺もちょうど良かったのでは。

今後の新作ドラマ「デアデビル ボーン・アゲイン」へ繋がっていくのかしら。

 

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