まさに決死の覚悟 「SHOGUN 将軍」(ネタバレ感想)

まさに決死の覚悟 「SHOGUN 将軍」(ネタバレ感想)

Disney+で独占配信中の「SHOGUN 将軍」全10話を見ました!
1980年にリチャード・チェンバレン主演でドラマ化されたのが記憶にある方も多いのでは。
今作は真田広之がプロデューサーに名を連ねているだけあって、
ハリウッド制作でこんなに違和感無い日本が舞台の作品は初めてかも。

 

Shōgun 2024年米 全10話

 

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ストーリー

1600年の日本。日本統一した太閤がこの世を去り、諸国は5人の大老によって治められていた。関東地方を治める大名・吉井虎永は、太閤の子が成人するまで、命をかけて守ることを誓っていた。しかし、大阪城の城主でもある五大老のひとり、石堂和成の策略で、「不当に領土を拡大し、世継ぎの母である落葉の方を人質としている」と糾弾され、自由に身動きがとれないばかりか、いつ首をはねられてもおかしくない状態にあった。そんなある日、イギリス人航海士のジョン・ブラックソーン(後の按針)が乗っていたエラスムス号が、虎永の領地である網代の漁村に漂着。虎永はクリスチャンの鞠子を通訳に指名する。

キャスト

吉井虎永(徳川家康)に真田広之、ジョン・ブラックソーン/按針(ウィリアム・アダムス)にコズモ・ジャーヴィス、戸田鞠子(細川ガラシャ)にアンナ・サワイ、樫木藪重(本多正信)に浅野忠信、石堂和成(石田三成)に『Giri / Haji』の平岳大、宇佐見藤に穂志もえか、戸田広松に西岡德馬、戸田文太郎に阿部進之介、樫木央海に金井浩人、村次に『沈黙 サイレンス』の竹嶋康成、吉井長門に倉悠貴、落葉の方(淀君)に二階堂ふみ、黒田信久(織田信長)に尾崎英二郎、他篠井英介洞口依子など。

ネタバレ感想

ジェームズ・クラヴェルの1975年の小説「将軍」(Shōgun)が原作。
1980年のドラマ版では、按針役リチャード・チェンバレンの「私は侍」というセリフを覚えています。

架空の名前になっていますが、物語は太閤秀吉が亡くなってから、関ヶ原の戦いまでのお話。
虎長は徳川家康、石堂は石田三成、鞠子は細川ガラシャ、按針はウィリアム・アダムスに該当します。
個人的には、ちょうど大河で同時代の話を見たところだったので入りやすかった。

戦上手と言われた虎長、絶体絶命の中、紅天という作戦で関ヶ原に勝利する駆け引きが描かれます。
重要な役割を持つのが鞠子と按針、そして薮重。
按針と通訳鞠子との交流、どちらにも付くことで乱世を乗り切ろうとする薮重。
心意を表さなかった虎長の思いが最終話で分かり、唸らされます。
肝が据わった覚悟を決めた侍たち。もちろん女性でも心も覚悟も侍。
人もたくさん死にますが(ゴアもそれなりに^^;)見応えたっぷりでした。

本格日本ドラマが海外でも好評のようで、非常に喜ばしい。
なんちゃってじゃない日本が描かれていると、安心しますね。
今のところDisney+の独占配信なのが難なのですが、ぜひご覧ください!

 

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