『スパイダーマン』『スパイダーマン2』『スパイダーマン3』『アメイジング・スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン2』に加え『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』をおさらいし、満を持してIMAXで観てきました『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
最初からネタバレ全開で行きますので、ネタバレ踏みたくない方はここまでで。
Spider-Man:No Way Home 2021年米 149分
ストーリー
前作でスパイダーマンが自分であることを暴露されてしまったピーター・パーカー。普通の生活を送れなくなってしまったばかりか、一緒に大学生活を送ることを楽しみにしていたMJや親友のネッドまで念願のMITに不合格となってしまう。ピーターが助けを求めたドクター・ストレンジは、スパイダーマンの正体に関する記憶を全世界から消す呪文を唱えるが失敗し、マルチバースへの扉を開いてしまう。その結果、別のユニバースにいたドック・オク、グリーン・ゴブリン、エレクトロといったスパイダーマンの敵が、次々とこの世界に出現してしまう。ピーターはドクター・ストレンジから、元の世界へ戻さなければならない敵を捕まえてくるように言われ…。
キャスト
ピーター・パーカー/スパイダーマンにトム・ホランド。親友ネッドにジェイコブ・パタロン、MJにゼンデイヤ、フラッシュにトニー・レヴォロリ、メイおばさんにマリサ・トメイ、ハッピーにジョン・ファブロウのほか、デイリー・ビューグルのJ・ジョナ・ジェイムソンにJ・K・シモンズ、おさらいするまですっかり忘れていましたが、彼はライミ版スパイダーマンのデイリー・ビューグル誌の編集長でした。盲目の弁護士マッド・マードック/デアデビルのチャーリー・コックスも居ましたね。
スティーブン・ストレンジ/ドクター・ストレンジにベネディクト・カンバーバッチ、ウォンにベネディクト・ウォン。
他のバースからやってきた『スパイダーマン』のノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリンにウィレム・デフォー、『スパイダーマン2』のオットー・オクタビアス/ドック・オクにアルフレッド・モリーナ、『スパイダーマン3』のフリント・マルコ/サンドマンにトーマス・ヘイデン・チャーチ、『アメイジング・スパイダーマン』のカート・コナーズ/リザードにリス・エヴァンス、『アメイジング・スパイダーマン2』のマックス・ディロン/エレクトロにジェイミー・フォックス。
レジェンドの2人のピーター・パーカー/スパイダーマン、トビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールドも!
監督は前2作に引き続きジョン・ワッツ。
ネタバレ感想
やられましたね。
スパイダーマンは困っている人を助ける”親愛なる隣人”、善人に対してだけではなく悪人にも手を差し伸べます。
ストレンジ先生がやらかしてしまったことで、やって来た他のバースのヴィランたち。
最初はストレンジ先生に言われたとおり元のバースへ速やかに戻そうとしますが、メイおばさんからそれで良いのと言われ、ヴィラン達も助けようとするピーター。しかしその所為でグリーン・ゴブリンにメイおばさんを殺されてしまう。
トムホ版スパイダーマンには、ベンおじさんが死ぬエピソードがなくて安心していたのに、まさか3部作の完結編に持ってくるとは、そして「大いなる力には大いなる責任が伴う」をメイおばさんに言わせるとは。
結果としてヴィランだけでなく、グウェンを救えなかった後悔に苦しむアメイジングなスパイダーマンはMJを墜落から救うことで救われ、トビースパイディーは20年越しにノーマン・オズボーンの死を防ぐことに成功する。
3人のスパイディがそれぞれ互いを救うために頑張るなんて、マルチバースの醍醐味ですね。
自分の甘えが引き起こしたことの代償として、みんなの記憶から自分が消えてしまうことを選んだピーター。
暖かく見守ってくれるメイおばさんも、恋人も親友もスターク製のハイテクスーツも無く、タイトルどおり帰る家も無くなってしまった孤独なピーター。
それでも手縫いのスパイディスーツを着て人助けに向かう姿に、やっと彼は自らスパイダーマンになったんだと納得したのでした。
ミッドクレジットシーンは『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のミッドクレジットシーンへのお返し。
エンドクレジットシーンは『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の予告でした。
おかげで、映画を観てシュン(T ^ T)となった気持ちが盛り返しました。( ̄∀ ̄*)イヒッ