仕立て屋が実は凄かった 『アウトフィット』(ネタバレ感想)

仕立て屋が実は凄かった 『アウトフィット』(ネタバレ感想)

マーク・ライランス主演のワンシチュエーションスリラー、
Netflixで配信中の『アウトフィット』を見ました。
仕立て屋の店内のみで展開し、セリフ中心のまるで舞台劇のよう。
なかなか面白かったですよ。

 

The Outfit 2022年米 105分

 

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ストーリー

1956年、シカゴ。レオナルド・バーリングは英国出身の裁断師で、現在はシカゴで仕立て屋を経営している。
その街では、マフィアのボス、ロイ・ボイルが牛耳っていて、ロイ他マフィアのファミリーもお得意様。
ある夜、待ち伏せに会いロイの息子リッチーが撃たれ、ロイの部下のフランシスと共にレオナルドの店にやってきた。
2人は商売敵のマフィアを襲撃するはずが、内通者の密告によって待ち伏せされていた。
レオナルドはリッチーの傷の手当てをするが、逆に内通者と疑われ…。

キャスト

レオナルド・バーリングに『ブリッジ・オブ・スパイ』のマーク・ライランス、店の受付係マーブルに『ゾンビランド:ダブルタップ』のゾーイ・ドゥイッチ、リッチー・ボイルに『ラブ&モンスターズ』のディラン・オブライエン、フランシスに『オペレーション・ミンスミート』のジョニー・フリン、ロイ・ボイルに『ソー:ラブ&サンダー』のサイモン・ラッセル・ビール、ラ・フォンテーヌに『オールド』のニキ・アムカ=バードなど。
監督は『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』の脚本家グレアム・ムーア

ネタバレ感想

英国を離れ、シカゴで仕立て屋を営むレオナルド。
シカゴ・マフィアに気に入られ、店内はマフィアの連絡場所にもなっている。
そこに届いたテープに、FBIへの密告者(ラット)の正体が記録されていた。
ラットに沸き立つマフィアを横目に、淡々とスーツを裁断するレオナルド。

大人しく真面目な職人に見えたレオナルド。
シカゴ・マフィアのボスの息子リッチーと、ボスの右腕フランシスを仲違いする様に仕向けたり、
シカゴ・マフィアと商売敵のラ・フォンテーヌが潰し合うように仕掛けたり、
どうも只者ではなさそう。
仕立て屋修行をする前は、実はギャングだったレオナルド。
ラットの正体も分かった上で、全てを仕組んでいた。

タイトルのアウトフィットは、アル・カポネが設立したマフィアの上位組織。
レオナルドが、実はアウトフィットの幹部というオチかと思ったらそうではなかったけれど、
自分が仕立てたスーツを着て店を後にするラストに、
イコライザー』系の世直しシリーズが作れそうと思っちゃいました。

 

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