わくわくがやってきませんでした 『シン・ウルトラマン』(ネタバレ感想)

わくわくがやってきませんでした 『シン・ウルトラマン』(ネタバレ感想)

先週の金曜から公開中の『シン・ウルトラマン』観ました。
漏れ聞こえてくる噂に、期待のハードルを下げて観ましたが〜。

ULTRAMAN 2022年日本 112分

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ストーリー

禍威獣(カイジュウ)と名付けた謎の巨大生物が次々と現れるのが日常となった日本。通常兵器が通じない禍威獣に対応するため、政府はスペシャリストを集めて「禍威獣特設対策室専従班」=通称「禍特対(カトクタイ)」を設立。室長・班長の指揮のもと日々任務にあたっていた。またしても禍威獣が現れ禍特対が現場へ向かうと、大気圏外から銀色の巨人が突如出現。禍威獣を倒して去っていった。この巨人は地球人にとって敵か味方か。

キャスト

禍特対メンバー、神永新二に斎藤工、浅見弘子に長澤まさみ、班長田村に西島秀俊、滝に有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、船縁に早見あかり、室長に田中哲司
内閣総理大臣に嶋田久作、防衛大臣に岩松了、他益岡徹山崎一利重剛長塚圭史竹野内豊など。
外星人メフィラスに山本耕史、ザラブの声に津田健次郎、他山寺宏一高橋一生
企画・脚本は庵野秀明、監督は樋口真嗣の『シン・ゴジラ』コンビ。

ネタバレ感想

ウルトラマン、馴染みがあるといっても、子供の頃TVで怪獣をやっつけるのを見ていただけで、M78星雲からやってきて父・母・兄弟がいるくらいしか知らない程度だったので、とても新鮮に観られました。

冒頭、日本に禍威獣(カイジュウ)が次々と現れる様になったため、禍特対(カトクタイ)を設立しなんとか対処して来たという背景を、かなりのスピードで説明していくので追いつくのにやっと。
映像が正直かなり安っぽい。予告を見た時に感じた角角した禍威獣への違和感もそのまま。
TV放送のあった60年代へのオマージュもあるのかもしれませんけど、ちゃちに感じました。

外星人がみんな知能が高く、陰謀を巡らすザラブに、やたら好感度の高いメフィラス。
チャラい山本耕史が出て来てからは面白くなりました。
個人的に一番ウケたのは、竹野内豊が『シン・ゴジラ』の役と同じっぽい政府の男で登場したところ。

どうしても『シン・ゴジラ』と比べてしまうのだけれど、
巨災対(『シン・ゴジラ』のゴジラ対策部隊)の様なエネルギーが、禍特対から感じられなかったのも寂しかった。
既に散々言われている、浅見弘子のキャラ設定はどうなのか。
でも一番のポイントは、総辞職ビームや無人在来線爆弾など、ワクワクが無かったことかな。
ゴジラの咆哮と懐かしいテーマソングでも気分が上がったのですが、そういうのも無く。
そして、ゼットンとの対決シーンの貧弱さ。( ̄▼ ̄|||)

ラストは、良かったというより物悲しい気分で終わっちゃいました。
米津元帥の曲は良かったです。

さて、予告もあった『シン・仮面ライダー』は、どうする?

 

 

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