まったく予定していなかったんだけれど、
SNSでの評判がやたら良いので、好奇心に負けて観ました。
鬼太郎ってなんとなく愛着があるのよね〜♪
確かに横溝正史系の推理物ベースで結ばれた、水木とゲゲ郎の友情のお話でしたな〜。
鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 2023年日 104分 PG12
ストーリー
昭和31年。血液銀行に勤める水木は、龍賀一族当主の死の弔いを建前に,
密命を背負って哭倉村へ向かう途中の列車で、鬼太郎の父と出会う。
行方不明の妻を捜して村へやって来た彼を、水木はゲゲ郎と呼びよそ者どうし連帯する。
その村は、日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族が支配していた。
当主の後継をめぐる争いの中、次々と一族の者が惨殺される事件が発生。
水木とゲゲ郎は、ゲゲ郎の妻を探すため村の秘密へ迫る。
キャスト(声)
鬼太郎の父(ゲゲ郎)に関俊彦、水木に木内秀信、龍賀沙代に種崎敦美、龍賀孝三に中井和哉、長田幻治に石田彰、鬼太郎の母と鬼太郎に沢城みゆき、目玉おやじに野沢雅子、ねずみ男に古川登志夫など。
監督は『劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』の古賀豪。
ネタバレ感想
鬼太郎を最後に見たのはいつだったか思い出せないくらいですが、
放送開始50周年を記念して2018年から2020年にかけて第6期のTVシリーズを放送していたんですね。
このシリーズをベースとして作られたのが本作らしい。
TVシリーズでは、野沢雅子が鬼太郎から目玉おやじに代わっているらしいですが、
本作では関俊彦。
鬼太郎が墓から生まれたのはなんとなく覚えていましたが、
目玉になる前の父親については初めて見ました。
将来鬼太郎が着る事になるちゃんちゃんこや下駄の由来も出てきます。
さてストーリーは、
人里離れた山奥の村に、村だけではなく日本の政財界をも牛耳っている龍賀一族が住んでいる。
龍賀製薬の血液製剤の秘密を探りに訪れた水木は、道中で知り合った不思議な男をゲゲ郎と呼ぶ。
村の神社の神主も努める当主の死後、次々と一族が殺される様や、閉鎖された村の中の人間関係など、
冒頭でも書いた通り、金田一耕助シリーズを思い出させます。
ゲゲ郎ら幽霊族の血が血液製剤の元であり、妻も囚われていることが分かったゲゲ郎と水木は、
蘇った龍賀時貞と立ち向かい妻を取り戻しますが、怨霊となった同胞から人間界を守るため、
身重の妻を水木に託して村に残るゲゲ郎こと鬼太郎の父。
そして墓場鬼太郎へ。
水木の従軍時代や、一族のエグい人間関係などはさらっと流し、
クライマックスでは鬼太郎の戦い方を思い出す様なバトルアクション、
水木とゲゲ郎の友情が鬼太郎誕生に繋がるストーリーで、
なかなか面白くまとまってました。