大いなる力は大いなる責任が伴う 『スパイダーマン』(ネタバレ感想)

大いなる力は大いなる責任が伴う 『スパイダーマン』(ネタバレ感想)

1月7日公開の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に、過去のスパイダーマンのヴィラン総出演と聞き、これからサム・ライミ版スパイダーマン3作とアメイジング・スパイダーマン2作のおさらいをしますよ!

 

Spider-Man 2002年米 121分

 

Advertisement

ストーリー

幼くして両親を亡くし、伯父夫婦のもとで育てられたピーター・パーカー。6歳の頃からずっと思いつづけている隣家のメリー・ジェーンへの想いを高校3年生になった今でも打ち明けることができない。親友のハリーの父親ノーマン・オズボーンは巨大軍需企業オズコープ社の経営者にして天才科学者。ノーマンはピーターの科学の才能を高く評価、彼に目を掛けるようになる。ある日、大学の研究所を見学した際、遺伝子組み換えでスーパースパイダーとなったクモに刺されたピーターは、突如身体に異変が起こり始める。

キャスト

ピーター・パーカー/スパイダーマンにトビー・マグワイア、メアリー・ジェーン(MJ)に『パワー・オブ・ザ・ドッグ』のカーステン・ダンスト、ノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリンにウィレム・デフォー、ハリーにジェームズ・フランコ、編集長に『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』にも同じ役で出ているJ・K・シモンズ、他エリザベス・バンクス、ブルース・キャンベル、オクタビア・スペンサーが居るのに今更びっくり。
監督はサム・ライミスタン・リーのお約束のカメオ出演も。

ネタバレ感想

もう20年前になるんですね。
公開当時は、アクションのイメージがなかったトビー・マグワイアがスパイダーマンなのでかえって興味がそそられました。
この映画のピーターはあまりにも可哀想で。
捕まえられたのにあえて逃した男にベン叔父さんが殺されるというトラウマを背負い、敵となるグリーン・ゴブリンは親友ハリーの父親、ハリーにMJを取られ、愛するメイ叔母さんやMJが襲われ、ハリーには父親殺しの仇と思われる。
自分の近くにいると危険だと思った彼は、子供の頃から好きだったMJとようやく両思いになれたのに断ってしまう。
ストイック過ぎて泣けてきます。(/ _ ; )
グリーン・ゴブリンとなるノーマン・オズボーンは、ウィレム・デフォーがオーバーアクト気味にジキルとハイド的にノリノリに演じています。ヴィランになった過程は『スパイダーマン:ホームカミング』のバルチャーと似ている気もしますが、バルチャーと違いピーターを本気で殺そうとしたので同情はできませんね。
息子のハリーも甘っちょろいお坊ちゃんなので好きになれず。
トム・ホランド版ピーターと違い、誰にも頼れない誰も助けてくれないなか、それでも<親愛なる隣人>として街の人を救おうとするピーターが尊い。
ベンおじさんの「大いなる力は大いなる責任が伴う」という言葉に縛られている気もします。

スパイダーマンのアクションは今見ても遜色なし。
最後にMJが、ピーターがスパイダーマンと気付いた様子でしたが、さて…。

スパイダーマン2』へ続きます。

 


Advertisement

映画の旅カテゴリの最新記事