数あるインド映画の中でも特に評判の良い『きっと、うまくいく』をやっと見ました。
最初は、本当にこの映画そんなに良いのかな〜と思っていましたが、なるほど良かったです。
3 Idiots 2009年インド 171分
ストーリー
高度成長期時代のインド。超難関の名門工科大ICEに入学したファルハーンとラージューは、超天才の自由人ランチョーと出会う。彼らは一緒にバカ騒ぎを繰り返しては鬼学長の怒りを買い、いつしか“3バカ”として札付きの問題学生となっていく。そんな中、ランチョーは天敵である学長の娘ピアと恋に落ちる。
時は流れ、3人が卒業してから10年後、ファルハーンとラージューは、行方知れずのランチョーの消息を知っているというチャトルと再会し、彼とともにランチョーを探す旅に出るのだが…。
キャスト
ランチョーに『チェイス!』『PK』のアーミル・カーン、この時44歳、インドの俳優って本当に年齢不詳。
ファルハーンにR・マドハヴァン(当時39歳)、ラージューにシャルマン・ジョシ(当時30歳)、ピアにカリーナ・カプール、チャトルにオミ・ヴァイディア、学長にボーマン・イラーニー、他アリ・ファザルなど。
監督はラージクマール・ヒラニ。
ネタバレ感想
飛行機に乗っている大人のファルハーンから始まり、回想シーンへ突入。
原題のとおり、3バカの大学生活の話。
3バカだけど行動に愛があり、時にやり過ぎるけれど憎めないバカ。
学長や教師に逆らいつつも常に試験ではトップのランチョーと、反対にビリとビリ2のファルハーンとラージュー。ファルハーンは父親の期待から、ラージューは貧しい生活から抜け出すため工科大に入学、就職するためには良い大学を出ることが必要で、職がないと結婚も出来ない。
そんな中でも、学問ではなく点の取り方を教える教育に反抗するランチョーに心酔するファルハーンとラージュー。
学長の娘ピアに恋したランチョーだったが、卒業と共に姿をくらませてしまう。
卒業から10年後、思いがけずランチョーを探す旅に出るファルハーンとラージュー(チャトルもいるけど)、結婚式当日のピアを連れ出し、ランチョーがいるという村へ向かう。
途中ランチョーが実は偽名だったこと、大学生活を偽名で過ごした意外な理由も明かされ、ランチョーが実は何者なのかも探す旅となる。
前半は、いろんな事件が起こった大学時代の思い出、後半はランチョーを探す旅。
ランチョーの正体は途中でなんとなく分かるんだけれども、ほのぼのとするラスト。
インド映画お約束の歌とダンスもありつつの171分。
ミステリアスでもあり、旅の面白さもありで、長さは気になりませんでしたよ。