ハッピー・サッド 『シング・ストリート 未来へのうた』(ネタバレ感想)

映画の旅

コーダ あいのうた』に出演していたフェルディア・ウォルシュ=ピーロ君が、『シング・ストリート 未来へのうた』にも出ていたというので、録画してあったのを見ました。
最近は配信ばかり見ていたので、録画消化は久しぶり。
そろそろ来月のアカデミー賞授賞式へ向けて、HDDを空けておかないといけないし。( ̄∀ ̄*)イヒッ

 

Sing Street 2015年アイルランド/米/英 106分 PG12

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ストーリー

1985年、大不況のアイルランド首都ダブリン。両親はケンカが絶えず、父親が失業したことで、私立学校から荒れた公立学校への転校させられた14歳のコナー。学校ではさっそくイジメの標的に。そんな彼にとって、音楽オタクの兄ブレンダンと共にMTVでデュラン・デュランなどのバンドの虜に。ある日、モデルを目指すラフィーナと出会い一目惚れしたコナーは、なんとか彼女の気をひこうと自分のバンドのミュージックビデオに出て欲しいと頼む。急遽メンバーを集めバンドを結成し、兄の助言を得ながらオリジナル曲を作り猛練習を開始。彼女の気を引くためだったバンドが、コナーの生活を一新する。

キャスト

コナーにフェルディア・ウォルシュ=ピーロ、兄ブレンダンにジャック・レイナー、母にマリア・ドイル・ケネディ、父にエイダン・ギレン、ラフィーナに『ボヘミアン・ラプソディ』のルーシー・ボーイントン、バンドのエイモンにマーク・マッケンナなど。
監督は『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』のジョン・カーニー

ネタバレ感想

ジョン・カーニー監督の半自伝的なお話。
1981年、MTVが開局し、ミュージックビデオ全盛期。
好きな女の子の気をひく為にバンドを結成する時代。
流れる80年代の音楽が懐かしい同世代な自分。
カトリック系の高校で、学校指定の黒の革靴しか認められなかったところもなんだか同じでシンパシー。
両親のケンカ、学校でのいじめ、校長からの弾圧があるなか、バンドに熱中することで自我と個性が芽生えていくコナー。
段々おしゃれになっていくのが面白かった。
はみだし者で結成されたバンド、いじめっ子のバリーさえも問題ありの親で、日頃口に出せない想いを歌に乗せて昇華させる。
モデル志望のラフィーナと共にモーターボートでロンドンを目指すラスト。
本当にロンドンに辿り着けるのかと若干不安になったけれど、前進あるのみ!
一番気になったのは、バンドがあったコナーと違って孤独なブレンダンでした。
彼も何か見つかると良いな。(だって兄ちゃん世代なんだもん)

 

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コメント

  1. kero より:

    おっ、懐かしい!
    皆、若くて可愛かったよね。一生懸命で。髪型も当時の感じが(笑)
    さすがにラストは私もちょっと心配したけど、あの終わり方で良いかな。
    兄ちゃん、良かったよね。この監督の前2作は未見なので、またいつか。

    • 木蓮 木蓮 より:

      keroちゃん

      やっと見ました!( ̄∀ ̄*)イヒッ
      まあ、ラストはね、ダメだったら帰ってきても良いんだしね。
      「once〜」はね〜、見た当時はあまり好きになれなかったんだけど、今見たら感想変わるのかも。

  2. einhorn223 より:

    前の2作が人生の機微に触れる映画だったのですが、今回はノスタルジー色が満載
    でした。80年代の若者から見た60、70年代ってのを垣間見られたのが面白かった
    ですし、ラストの80年代版「小さな恋のメロディ」みたいなオチも好ましかった
    です。でも、今のZ世代にはどう見えるんでしょうね、MV作りが、今のYouTuberに
    通じるところがあるから、意外とすんなりと共感してもらえるのかしら。

    • 木蓮 木蓮 より:

      einhornさん

      確かに「小さな恋のメロディ」でしたね。
      今の世代はもっと器用にいろいろやりそうですが、自分にはこの手作り感が結構ツボでした。
      80年代の曲を聴くと、あの頃の感覚みたいなものを思い出して懐かしかったです。

  3. 風森湛 より:

    2017年にシアター鑑賞したっきりです(^^♪ 私もラストのボートで出発は「おいおい!大丈夫か!」な気持ちになりました。校則を厳しくしても教育がダメダメな時代でもありましたね(;^_^A

    • 木蓮 木蓮 より:

      風森湛さん

      可愛らしいって感じでしたもんね〜。
      無謀なことが出来るのも若さゆえなんですけど、若さを眩しがるよりも心配しちゃいましたね。
      ( ̄∀ ̄*)イヒッ

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