久しぶりの香港ノワール 『レイジング・ファイア』(ネタバレ感想)

久しぶりの香港ノワール 『レイジング・ファイア』(ネタバレ感想)

久しぶりの香港映画、『レイジング・ファイア』を観ました。ネットで評判が良かったので観たのですが、香港映画って、こんなに凄かったっけってなりましたね。

怒火Raging Fire 2021年香港/中国 126分 PG12

 

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ストーリー

香港警察のチョン警部は、長年追い続けてきた凶悪犯ウォンの麻薬取引の情報をつかみ、現場に乗り込む予定だったが、警察幹部の機嫌を損ね、直前にチョンのチームは外されてしまう。取引現場では突然謎の武装集団によって襲われ、犯人グループばかりか多くの警官も殺され、取引されていた大量の麻薬も奪い去られた。やがて捜査線上に浮かび上がってきたのは、かつてチョンを慕っていた元エリート警官のンゴウとその部下たち。ンゴウは4年前のある事件によって逮捕され、チョンに激しい恨みを抱いていた。

キャスト

チョン警部に『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』『ムーラン』のドニー・イエン、ンゴウに『孫文の義士団』のニコラス・ツェーのダブル主演。他、チン・ラン、レイ・ロイ、ベン・ラム、パトリック・タムなど。
監督は『香港国際警察/NEW POLICE STORY』、『新少林寺/SHAOLIN』のベニー・チャン
スタントコーディネーターに谷垣健治

ネタバレ感想

冒頭でも書きましたが、久しぶりに香港ノワールを観たな〜という気分になりました。
1980年代の『男たちの挽歌』シリーズに始まり、2002年の『インファナル・アフェア』など、一世を風靡した香港ノワール。その後も香港ノワールと言われる作品は多々あるんでしょうけど、自分は全く観ていなかったので、香港アクション映画って、こんなに派手で激しいのが撮れるんだ〜と感心。
ハリウッド作品にも負けないくらいの銃撃戦。流石にロケットランチャーまでは出てこなかったけど、街中で機関銃撃ちまくりですよ。
カーチェイスも激しくて、ウィル・スミスの『ジェミニマン』の時にバイクアクションが話題になりましたけど、今作の方が凄いですね。ドニー・イェンだからできるのかもですが、ぶつかりそうな車から飛び降りて轢かれそうな子供を助けるシーンは見事。

闇堕ちしたンゴウ役のニコラス・ツェーがカッコ良くて♪
聖母マリアをバックにしたラストの一騎打ちのシーンも華があり、カンフーだけでない格闘シーンは長すぎず良い塩梅でした。

監督のベニー・チャンは2020年に癌で亡くなったそうで、エンディングは追悼映像でした。

 

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