『レミニセンス』を初日レイトで観ました。
予告や前説で想像したイメージとはかなり違いましたね。
Reminiscence 2021年米 116分 PG 12
ストーリー
海面が上昇し街の半分以上が沈みかけている近未来のマイアミ。ニックと助手のワッツは、特別な装置を使って客が望むあらゆる記憶を追体験させる”レミニセンス”を提供する商売によって生活していた。ある日、失くした鍵を探したいというメイが訪れ、ニックは恋に落ちるがメイには謎があり、突然ニックの前から姿を消した。検察からの依頼である犯罪者の記憶を見た時、その記憶の中にメイの姿を見つけ、彼女を探そうとするが…。
キャスト
ニックにヒュー・ジャックマン、メイにレベッカ・ファーガソン、観てる途中で気がついたんですけど、『グレイテスト・ショーマン』コンビでしたね。レベッカは今作でも歌っているし。
ワッツにタンディ・ニュートン、セント・ジョーに『トゥームレイダー ファースト・ミッション』のダニエル・ウー、他クリフ・カーティス、ブレット・カレンなど。
監督はリサ・ジョイ。
ネタバレ感想
ぶっちゃけ、監督はクリストファー・ノーランの弟で『インターステラー』などの脚本を手がけているジョナサン・ローランだと思っていたのですが、ジョナサンの奥さんだったんですね。ああ、勘違い(>_<)
記憶に潜入する捜査官というから、人の夢に入り込んだ『インセプション』みたいに、今回は人の記憶に入り込むのかと思っていたらそうではなく、人や自分の記憶の映像を見て当人が忘れていることに気付いたりするというもので、何だか全然違いましたね。捜査官って訳でもないし。( ̄-  ̄ )
サスペンスではあるんだけど、どちらかと言うと恋愛要素メイン。
恋した女が突然居なくなり、行方を探す過程で彼女の過去が分かっていく。
ニックとメイの想いは美しいんですけど、2人とも後ろ向きでツライ。
検察の手がかりだったセント・ジョーをあっさり殺しちゃうとか、乾いている土地を手に入れるために犯罪に手を染めている大物シルヴァンは途中で死んで有耶無耶なままだし、アル中であるはずのワッツがあっさり良いところで仕事を見つけられていたりと、引っ掛かる箇所がいくつか。
結局、全てメイを探す為の糸口でしかなくて、ストーリー的に重きを置かれていない扱いが雑というか物足りないというか。
思い出の中で生きていくラストもメロドラマすぎてなんだかな〜でした。(;-_-) =3 フゥ