『ダンボ』 本物にしか見えない(ネタバレ感想)

『ダンボ』 本物にしか見えない(ネタバレ感想)

ダンボ』の字幕版の公開はないだろうと思っていたら、珍しく字幕版も公開してくれたので、こういう時に観ておかないと次に繋がらないなと思い、いそいそと鑑賞してきました。

しかし最近のディズニーは、『アラジン』や『ライオン・キング』の実写版、てっきり3で終わったと思っていた『トイ・ストーリー4』と焼き直しばかりで、なんだかなぁ。

DUMBO  2019年 114分

 

ストーリー

サーカスに、愛らしい子象が誕生した。“大きすぎる耳”をもった子象は“ダンボ”と呼ばれ、ショーに出演しても観客から笑いものに。ある日、ダンボの世話を任されたホルトの子供ミリーとジョーが、悲しむダンボを元気づけるため遊んでいると、ダンボがその“大きな耳”で飛べることを発見する。
“空を飛ぶ子象”の噂は瞬く間に広がり、ダンボを利用し金儲けを企む興行師によって、ダンボは愛する母象ジャンボと引き離されてしまう。母を想うダンボに心を動かされたホルトの家族とサーカス団の仲間は力をあわせ、ダンボの捕われた母を救い出す作戦がはじまる――!(Disney公式より)

基本情報

1941年製作のアニメ『ダンボ』をベースにした、オリジナル脚本によるファンタジー。ストーリーはアレンジしてある様で、アニメ版では動物が活躍するシーンが人間に変わっていて、サーカス団のメンバー、特に子供達とダンボとの結びつきが強くなっています。

キャストについて

ダンボはもちろんCGですが、モーションキャプチャーで表情がよくでています。ダンボの飼育係となるサーカス団のホルトにコリン・ファレル、娘のミリーにニコ・パーカー、誰かに似ているなと思ったらタンディ・ニュートンの娘さんなんですね。息子のジョーにフィンリー・ホビンズ。サーカス団の団長メディチに久しぶりのダニー・デヴィート、お元気そうで良かった。マーメイドのミス・アトランティス役のシャロン・ルーニー、この顔は?!と思ったら「SHERLOCK」S3E1の”オーマイガー”の彼女でした。サーカスを買収するヴァンデヴァーにマイケル・キートン、空中ブランコのコレットにエヴァ・グリーン、最近のティム・バートン映画のミューズですね。銀行の大物にアラン・アーキン、など。

監督はティム・バートンバートン監督マイケル・キートンダニー・デヴィートときたら『バットマン リターンズ』(1992)ですね〜。Mr.ペンギン、懐かしい。

感想

冒頭のサーカスの列車のシーンからワクワクします。
メンバー全員が家族の様な小さいサーカスはなんだか懐かしく、DREAMLANDは壮大で夢がいっぱいでした。
とにかくダンボが表情豊かで可愛らしい。新しい映画の度に思いますが、CGがどんどんリアルになってきて、作り物とは思えないですね〜。
母を亡くした子供達と母と引き離されたダンボ、子供達がダンボに肩入れしていく理由もよく分かる。
ただそれぞれのキャラ描写は少なく、さ〜っと流した感じなので深みはないです。
空を飛ぶシーンには、観ている方も爽快な気分になります。ダンボと共に子供達やホルトも自分に自信を持って困難に立ち向かっていく成長譚でもあり、清々しく楽しい映画でした。

旅のお供

ちょうど昼時の上映だったのでソレントピザ。トマト&モッツァレラ。
結構噛みごたえがあったけど、お味はまあまあイケます。550円なり。

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