2016年の『スーサイド・スクワッド』の続編、DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)の10作目となる新スースクこと『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』を観ました。
シリアスでは無いけれど、ゴアとグロはキツめなので御用心(画面を直視できないシーン多々あり)
The Suicide Squad 2021年米 132分 R15+
ストーリー
政府組織のアマンダ・ウォラーは、刑務所から極悪囚人たちをリクルートし、10年の減刑と引き換えに極秘ミッションを課していた。
ウォラーの指示により、リック・フラッグ大佐はブラックガード、ウィーゼル、モンガル、TDK、ジャベリン、キャプテンブーメラン、サバント、ハーレイ・クインらと共に、南米の島国コルト・マルテーゼに上陸するが、極秘作戦であったにも関わらず待ち伏せされ部隊は壊滅。
一方、フラッグ大佐達の上陸地点から少し離れた海岸では、ブラッドスポート率いるピースメーカー、ラットキャッチャー2、ポルカドットマン、キング・シャークらが上陸。“スターフィッシュ”と呼ばれる極秘プロジェクトを阻止すべく侵入を開始するのだったが、強烈な個性を持ったメンバーがまとまるわけもなく…。
キャスト
自殺行為に近いミッションを課せられた悪党集団“スーサイド・スクワッドは”バットマン”などDCのヴィランたち。
前作からの登場はハーレイ・クインにマーゴット・ロビー、”フラッシュ”のヴィランで、キャプテン・ブーメランにジェイ・コートニー。
ヴィランたちをまとめるフラッグ大佐にジョエル・キナマン、政府組織 A.R.G.U.S.のトップで計画の責任者アマンダ・ウォーラーにヴィオラ・デイヴィス。
今作登場は、ブラッドスポートにイドリス・エルバ、ピースメーカーに『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』のジョン・シナ、ラットキャッチャー2にダニエラ・メルキオール、ポルカドットマンに『アントマン&ワスプ』のデヴィッド・ダストマルチャン、キング・シャークの声にシルベスター・スタローン、サバントにマイケル・ルーカー。
シンカーにピーター・キャバルディ、ルナ将軍にファン・ディエゴ・ボト、アリシー・ブラガなど。
タイカ・ワイティティとショーン・ガンも出てます。
監督は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジャームズ・ガン。
ネタバレ感想
『フリー・ガイ』に続けて観たのでタイカ・ワイティティ祭りみたいになりましたが、マイケル・ルーカーもジョン・シナも最近よく見ますね。冒頭でマイケル・ルーカーが出てきた時、内田裕也かと思いました。
前作の内容はすっかり忘れているのですが、特に問題なく観られました。
刑務所を出て仲良く出動したと思えば、あっという間に全滅。
しかも死に方がバカだしグロだし(>_<)キャプテン・ブーメラン、見せ場なしで残念。
こんな感じで全編派手でエグくグロく、予想出来ない展開で、予想してない人たちがあっさりどんどん死んじゃいます。
今作はハーレイがとにかくカッコ良かったですね〜。
花を背負って闘うアクションシーンもカッコ良かったけど、男に搾取されない生き方へ辿り着いて、前スースク、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』と比べても一番好きです。
極秘研究施設ヨトゥンヘイムでの最終バトルシーンは塔ということを活かしてなかなかの迫力。
IMAXを勧める気持ちもわかるけど、グロも大画面になりますからね〜。(^_^;)
スターロ(エイリアン味のある巨大ヒトデ)に乗っ取られそうなところを団結(?)してやっつけて一件落着。
笑いと切なさが常に隣り合わせというか絶妙な匙加減がガン監督ならではですね〜。
エンドクレジット中シーンで、生き残っていたのがフラッグ大佐(←反転)かと思えばピースメーカー(←反転)。
最後の最後のヴィーゼルはご愛嬌。
ブラックな展開を楽しむというより呆気に取られているうちに終わった感じですが、小ネタも含めて面白かったです。
悲哀を強く押し出していた前作と方向転換して正解。前作より確実に面白い。
ジェームズ・ガン監督の音楽の使い方はやはり良い。
しかし前作もですが、一番怖いのはアマンダ・ウォラーですよね。