見どころはショーン・ペンの身体かも 『ザ・ガンマン』(ネタバレ感想)

見どころはショーン・ペンの身体かも 『ザ・ガンマン』(ネタバレ感想)

また今年もアカデミー賞授賞式見たさに、WOWOWへ加入。
毎年2、3ヶ月のみ加入するんですけど、その間に聞き覚えのあるタイトルの映画を録りだめるものだから、録画機のHDDはいつも満杯。授賞式直前に慌てて録画消化するという自転車操業。録画した作品も数年寝かしているものだから、なぜその作品を録画したかも覚えていないというね。( ̄∀ ̄*)イヒッ

そんな中の1本。多分キャストだけで録画した作品。

THE GUNMAN  2015年米/西/英/仏 115分 PG12

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ストーリー

ジム・テリアはコンゴ民主共和国で治安維持部隊としての活動を隠れ蓑に、傭兵としての仕事を請け負っていた。内戦で崩壊の危機に瀕していたコンゴ、大企業がコンゴの企業に対し公正ではない契約を結ばせていると批判した鉱業大臣の暗殺命令がジムに下る。命令どおり任務を遂行したジムは恋人のアニーを置いてコンゴから撤退する。
それから8年後、NGO職員としてコンゴにやって来たジムは、現地で井戸を掘っている最中、突然何者かに襲撃される。

キャスト

ジムにショーン・ペン、脚本にも名前がありますね。この映画以降しばらく映画で見かけないなと思っていたら、TVの方に行ってたのかな。この作品のために肉体改造した様で、50代半ばとは思えないマッチョぶり。
恋人アニーにジャスミン・トリンカ、コックスにマーク・ライランス、フェリックスにハビエル・バルデム、スタンリーにレイ・ウィンストン、インターポールのバーンズにイドリス・エルバとなかなか豪華な顔ぶれ。
監督は『96時間』のピエール・モレル

ネタバレ感想

ガンマンというタイトルからウエスタンではないにしろアクション物かと思っていたら、まさかのコンゴ、紛争で苦しむ国でのNGO活動で、あれれ?と思っていたら暗殺と、いきなりの展開。ジムが元特殊部隊員とかの説明も無かったし、突然スナイパーになるので一体どういう話だろう?ってなりました
見ていると、何者かに命を狙われるとうサスペンス映画だと分かり、結局利権絡みの口封じに落ち着くのですが、サスペンスにしては舞台がコンゴなので社会派の側面が強いのかと思えば、案外そこは軽く流してジムのトラウマ的な描写にしかなっていなくて、ストーリーに厚みを持たせるつもりだったのかもしれないけれど、逆効果でしたね。
せっかくのキャストなんだから、キャラを掘り下げた方が良かったのでは。
ショーン・ペンの肉体改造の努力が報われずって感じでしたね。

ジャン=パトリック・マンシェットの「眠りなき狙撃者」が原作で、アラン・ドロンカトリーヌ・ドヌーブで1982年に映画化した『最後の標的』の再映画化。未見だけど、かなり雰囲気違うんじゃないかな〜。

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