【もう目が離せない】「ゲーム・オブ・スローンズ」第2章:王国の激突

【もう目が離せない】「ゲーム・オブ・スローンズ」第2章:王国の激突

先月からおさらいしている「ゲーム・オブ・スローンズ」、第2章を見終えました。
再見前は登場人物たちが辛い目にばかり合うのを知っているので、見直すのもしんどいなと思っていたのですが、見始めるとやはり面白い。
本当によく出来ているドラマです。

第1章のおさらい

7つの王家(七王国)のある大陸ウェスタロスの王ロバート・バラシオンの宰相となる”王の手”ジョン・アリンが謎の死を遂げ、後任を頼むため北部に住む親友エダード・スタークの元を訪れる。”王の手”となる事を了承したエダードは二人の娘を連れて王都キングスランディングへ。そこでは陰謀と策略が渦巻いていた。
ロバート王が狩での事故で死んだ後、エダードは王と王妃の間の子供が実は王妃と双子の兄弟との近親相姦で出来た子供である事に気付き、ジョフリー王子の戴冠を阻止しようとするが、婚約者という名目の人質となっている長女サンサのためにジョフリーを新王と認めるが、ジョフリーによって断首される。

父エダードを解放させるため南へ進軍したロブ・スタークはラニスター軍と衝突、ジェレミーを人質にする。

ウェスタロスと海を挟んだ大陸エッソスでは、ロバートの前の”狂王”エイリス・ターガリエンの娘デナーリスが、王位奪還を目指す兄ヴィセーリスによって遊牧民ドスラクの族長カール・ドロゴと政略結婚。兄の呪縛を解き、カールと愛を育み子を宿したが両方を亡くし、ドラゴンの卵と共にカールを焼く火の中に入ったデナーリスは、孵化したドラゴンと一緒に焼け跡から無傷で現れ”ドラゴンの母”誕生。

伝説の魔物”ホワイト・ウォーカー”から七王国を守るために北部に作られた巨大な”壁”、その壁を守る”ナイツ・ウォッチ(冥夜の守人)”に加わるため故郷ウインターフェルを離れたエダード・スタークの落とし子(非嫡出子)ジョン・スノウ。”壁”で仲間達と訓練をしていたが、ある夜亡者が侵入。壁の北の状況を探るため一同は北へ出発する。

第2章の主要人物

第1章で既に紹介しているキャラは省きます。

スタニス・バラシオン(スティーブン・ディレイン):ロバートの弟、レンりーの兄
ダヴォス・シーワース(リアム・カニンガム):スタニスの側近
メリサンドル(カリス・ファン・ハウテン):”光の王”の女祭司

ロラス・タイレル(フィン・ジョーンズ):”花の騎士”、レンリーの恋人
マージェリー・タイレル(ナタリー・ドーマー):ロラスの妹、レンリーの妻

ホーダー(クリスチャン・ナイアン):スターク家の召使い
オシャ(ナタリア・テナ):野人、スターク家の下女

ブライエニー・タース(グェンドリン・クリスティー):女騎士
ジャクエン・フ=ガー(トム・ヴラシア):ブレーヴォスの謎の男

イグリット(ローズ・レスリー):野人の女兵士
ジリ(ハンナ・マリー):クラスターの娘の一人
タリサ・マイギア(ウーナ・チャプリン):ヴォランティスの治療者、ロブの妻
ルース・ボルトン(マイケル・マケルハットン):スターク家の旗主でドレッドフォート公
ポドリック・ペイン(ダニエル・ポートマン):ティリオンの従者

第2章では(ネタバレ)

ジョフリーがロバートの子供でないことが知れ渡り、ロバートの弟スタニスとレンリーがそれぞれ王位奪還のため兵を挙げる。スタニスは”光の王”の祭司メリサンドルの力でレンリーを殺害し、兵を吸収、船団で王都へ戦いを仕掛ける。

ロブ・スタークの援軍を求めに鉄諸島へ帰ったシオン・グレイジョイ、父親に援軍を反対され、姉のヤーラより自分の存在を認めさせたいため、当主が留守のウィンターフェル城を乗っ取る。オシャはホーダーと一緒にブランとリコンを隙を見て城から連れ出す。

スタークに捕まったジェイミーを取り戻すため出兵中のタイウェン・ラニスター、途中で合流したティリオンを自分の代わりに”王の手”としてキングスランディングに向かわせる。

逃げ出そうとしたジェイミー、殺されると娘の命も助からないと考えたキャトリンは、ブライエニーにジェイミーを王都へ護送するよう頼み逃したためロブによって幽閉される。

ジェンドリーらナイツ・ウォッチに加わるメンバーと共に、王都から北へ向かっていたアリア・スタークは途中でラニスター軍に捕まる。タイウェンの召使いとして働かされるが、旅の道中で命を助けたジャクエン・フ=ガーの力を借りて逃げ出す。

砂漠を彷徨っていたデナーリス一行はクァースという街に辿り着く。ある豪商から船と軍隊を提供するからとプロポーズされるが、その富は全くの嘘でドラゴンも一時さらわれてしまうが無事取り戻し、豪商の財宝で船を手に入れ出航する。

壁から北へ向かったジョン・スノウたちは壁の北に住むクラスターの家へ立ち寄る。クラスターは娘を次々に孕ませ女の子だけ育て、男の子はホワイト・ウォーカーに生贄にして生き延びていた。妊娠しているジリはサムに助けを求める。
野人探索に出かけたジョンは、野人の女イグリットを捕まえるが殺す事が出来ず二人で隊からはぐれてしまう。隊へ戻ろうとするうちに逆に野人に捕まってしまう。

感想

登場人物もどんどん増え、話も広がっていきます。
第1章からもわかる通り、罪の無い人でもどんどん死んでいく。
才覚と少しの運で乗り切っていくしかない戦国時代。
メリサンドルの妖術とかジャクエンの存在など、第2章はファンタジー度も上がってきて、ますます面白くて目が離せません。
個人的には、タイウェン・ラニスターとアリアの会話シーンや、ティリオンの戦術などが印象的でした。
ジェイミーはほんと腹立つんだけど、彼は次章で手痛いしっぺ返しを食らうから。
あと周囲に翻弄されるシオンが、可哀想だけれど腹が立つ。
まあ、一番腹が立つのはジョフリーだけど。
タイウェンがカッコいいね。もうダメだと思った時にやってくるところとか、”王の手”に任命されても少しも孫にへつらわないところとか、よくぞチャールズ・ダンスをこの役にしてくれました。
そして、ティリオン役のピーター・ディンクレイジはこのドラマまで小人役でしか見た事がなかったけれど、素晴らしい演技力でエミー賞・ゴールデングローブ賞など数々受賞。本人の栄光とは対照的にティリオンは不憫で応援してしまいますね

必見

デナーリスが黒魔術師のところへドラゴンを取り戻しに行った時、まやかし(?)を見せられる場面があります。カール・ドロゴと息子が元気にしている場面の後、王都の鉄の玉座の間のシーン、天井が抜け雪が降っている様に見えますが、雪ではなく灰です。このシーンが最終章に現れます。最終章をもう2章で考えていたのか製作陣。

R.I.P

レンリー・バラシオン:メリサンドルが産んだ”もの”に刺されて
メイスター・ルーウィン:グレイジョイの兵士に刺されて

 

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