アカデミー賞関連作塗りつぶし継続中。
第92回アカデミー賞6部門ノミネート、ローラ・ダーンが助演女優賞を受賞した『マリッジ・ストーリー』をNetflixで。
自分と無関係な結婚生活の話だし、長いから寝ちゃうかなと思ったけど、結構面白かったです。
夫婦の危機でもあるけど、個人のアイデンティティの話でしたね。
Marriage Story 2019年米 136分
ストーリー
女優のニコールと夫で舞台演出家のチャーリーは、仕事でもパートナーであったが、チャーリーの仕事中心の生活にニコールは疲れていた。結婚生活がうまくいかなくなり、円満な協議離婚を望んでいた2人だったが、ニコールはそれまで溜め込んでいた積年の怒りがあらわになり、息子ヘンリーの親権を求めて弁護士をたてて争うことになってしまう。
キャスト
ニコールに『ジョジョ・ラビット』のスカーレット・ヨハンソン、チャーリーに『最後の決闘裁判』のアダム・ドライバー、二人の息子ヘンリーにアジー・ロバートソン、ニコールの弁護士のノラにローラ・ダーン、チャーリーの弁護士バートにアラン・アルダ、ジェイにレイ・リオッタ、ニコールの母サンドラにジュリー・ハガティ、姉キャシーにメリット・ウェバー、他ウォーレス・ショーン、マーク・オブライエンなど。
監督は昨年末に『バービー』のグレタ・ガーウィグ監督と結婚したノア・バームバック。
ネタバレ感想
ニコールとチャーリー夫妻がお互いの長所を語るシーンで始まりますが、
どうやらそれは離婚調停弁護士の出したお題で、ニコールは馬鹿馬鹿しいと怒って帰ってしまう。
愛がなくなったわけではないけれど、チャーリーといると自分が失くなってしまう様に感じるニコール。
ニコールもヘンリーも愛しているけれど、仕事が1番のチャーリー。
NYで活動したいチャーリーと生まれ育ったLAで暮らしたいニコール。
これまでは互いに足りない部分を補っていると思っていたはずなのに、
性格の違いに苛立ってしまう。
夫婦のあるあるをリアルに描いています。
チャーリーはニコールの母や姉とも仲良し。
どうも浮気しちゃったみたいだけれど、嫌な奴ではない。
夫婦よりも、代理人となった弁護士同士の言い争いが、見ている方も辛い。
弁護士ノラのイケイケっぷりにはちょっと引きました。(^_^;)
ラスト、NYとLAの行き来もすっかり慣れたチャーリーに、
女優から監督へとキャリアをステップさせたニコール。
自分が犠牲にならない生き方を見つけるまでのお話でした。