ダメな自分に向き合うってしんどいね 『ある女流作家の罪と罰』(ネタバレ感想)

ダメな自分に向き合うってしんどいね 『ある女流作家の罪と罰』(ネタバレ感想)

録画消化で『ある女流作家の罪と罰』を見ました。
実話ベースのお話で、第91回アカデミー賞で、主演女優賞・助演男優賞・脚色賞の3部門にノミネート。

 


Can You Ever Forgive Me? 2018年米 106分

 

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ストーリー

伝記作家のリーは、かつてはキャサリン・ヘップバーンなど著名人のインタビューや伝記で有名なベストセラー作家だったが、執筆がうまくいかず今ではアルコールに溺れて仕事も続かず、家賃も滞納するなど、すっかり落ちぶれていた。
生活のためやむを得ず、大切にしていた大女優キャサリン・ヘプバーンからの手紙を古書店に売ったリーは、セレブからの手紙がコレクター相手に高値で売れることに気づく。味をしめたリーは、古いタイプライターを買って有名人の手紙の偽造をはじめる。さまざまな有名人の手紙を偽造しては売り歩き、大金を手にするリーだったが、あるコレクターがリーの作った手紙を偽者だと言い出したことから疑惑が広がり……。

キャスト

リー・イスラエルに『サンダーフォース 〜正義のスーパーヒロイズ〜』のメリッサ・マッカーシー、友人となるジャック・ホックに「ロキ」のリチャード・E・グラント、リーのエージェント、マージョリーにジェーン・カーティン、他にメリッサの夫のベン・ファルコーン、ドリー・ウェルズ、アンナ・ディーヴァー・スミスなど。
監督は『幸せへのまわり道』のマリエル・ヘラー

ネタバレ感想

メリッサ・マッカーシーがいつもの憎めない役から、どうにも好きになれない人物を演じています。
レオノア(リー)・キャロル・イスラエルが2008年に発表した自伝「Can You Ever Forgive Me?」の映画化。
プライドが高く、自分が書けなくなったことを認めないために酒に逃げ、猫の世話以外は自堕落な生活をおくるリー。
出来心で手紙の贋作をすると思わず高く売れたことに味を占める。
バーでお互いの孤独から意気投合したジャックと組んで荒稼ぎするののの、猫が死んだことからジャックとも仲違い。
ジャックが捕まったことから偽造がバレ、良い雰囲気になった古書店の女性とも疎遠になってしまう。

悪事がバレた結果、描きたい意欲を取り戻し自伝を出版。
自分に向かい合うことから逃げ続けていたリーの成長譚の様な感じで終わるけれど、それで良いのかという気も。
リーの自堕落さの中に自分と同じものを見て、少々見るの辛かったですね。( ̄▼ ̄;アハッ・・・・

 

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