親子でバンドが新鮮 『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』(ネタバレ感想)

親子でバンドが新鮮 『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』(ネタバレ感想)

録画消化で『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』を鑑賞。
コーダ あいのうた』や『シングストリート 未来へのうた』を思い出す、ハートウォーミングな音楽映画。

 

Hearts Beat Loud 2018年米 97分

 

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ストーリー

ニューヨーク、ブルックリンの海辺の小さな街、レッドフック。レコード店を営む元バンドマンのフランク・フィッシャーは妻を事故で亡くしてから、男手一つで娘のサムを育ててきた。そのサムももうじきLAの医大へ通うことが決まっていた。17年間続けてきたレコード店は不振続きのため、遂に畳むことを決意するフランク。
ある夜、勉強中のサムの邪魔をしてセッションに無理やり誘ったフランクは、サムが書いていた曲を一緒に完成させる。その曲をサムに無断でSpotifyで発表したところ、思いがけず注目を集め、本気で娘と組むバンドの未来を夢想してしまうフランクだったが…。

キャスト

フランク・フィッシャーに「グッド・オーメンズ」のニック・オファーマン、娘のサムにカーシー・クレモンズ、フランクの母にグウィネス・パルトローの母ブライス・ダナー、バーを営む親友デイブに『スリーメン&ベビー』の懐かしのテッド・ダンソン、大家のレズリーに『ナイトメア・アリー』のトニ・コレット、サムの彼女ローズにサッシャ・レインなど。
監督はブレット・ヘイリー

ネタバレ感想

イギリス映画の様な雰囲気だけれど、アメリカ映画。
コーダ あいのうた』もそうでしたけど、子供より親の方が子離れできていないパターン。
昔亡くなった妻とバンドを組んでいたフランクは、成長した娘とバンドを組む夢が捨てきれない。
実際サムには才能があり、作った曲も良い。
ネットで流すとレコーディングのオファーも来て、すっかりその気に。
しかしサムは医者になるため家を出る決意は変わらず、未練があるのは恋人ローズに対してだけ。
妻がアフリカ系で、サムの恋人が女性というのが自然になのが良い。
現実的な娘と夢見る父親。
父親のためにサムが考えた閉店前の店で行った3曲だけの父娘ライブ。
ギターを持つと別人の様に生き生きするフランクと、曲も歌声も良いサム。
結局、父娘バンドは一夜限りで、予定通り大学へ進学したサム。
旅がちな親友のバーで働くことになったフランク。
元大家のレズリーとの関係は友達のままか、進展するのか。

楽な人生ではないけれど悲壮感もなくて、見終わってほっこりする作品。

 

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