相棒ロボットは外せない 『バズ・ライトイヤー』(ネタバレ感想)

相棒ロボットは外せない 『バズ・ライトイヤー』(ネタバレ感想)

久しぶりにDisney+を開いてみたら、『バズ・ライトイヤー』が配信されているのを見つけて鑑賞。
(とっくに見放題になっていたらしい。)
シネマ・サンシャイン愛媛はアニメは吹替えしか上映してくれないので、配信を待っていました。

見ると、結構重めのしっかりした内容。
(どうでもいい事ですけど、バズと打って、ライトイヤーと続けようとしたら、自動で・が入るんですよ!トムクルーズでも自動で入らないのに、凄くないですか。)

Lightyear 2022年米 105分

 

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ストーリー

バズ・ライトイヤーは有能なスペース・レンジャーだが、自分の力を過信したことで、1200人の乗組員とともに危険な惑星に不時着してしまう。責任を感じ、全員を地球に帰還させるためのミッションに挑むバズだったが、ハイパースペース用の燃料のテストの4分間の飛行が、惑星の4年間に相当する。元相棒のアリーシャの応援を受けてテストを続けたバズだったが、いつしか62年が経過していた。

キャスト

バズ・ライトイヤーにキャプテン・アメリカのクリス・エバンス、アリーシャ・ホーソーンにウゾ・アドゥーバ、イギー・ホーソーンに『NOPE /ノープ』のキキ・パーマー、猫型ロボットのソックスにピーター・ソーン監督、モー・モリソンに『ソー:ラブ&サンダー』のタイカ・ワイティティ監督、ダービーにデイル・ソウルズ、コンピューターのIVANにメアリー・マクドナルド=ルイス、他ジェームズ・ブローリン、ビル・ヘイダーなど。
監督は『トイ・ストーリー』シリーズの短編を手がけたアンガス・マクレーン

ネタバレ感想

トイ・ストーリー』シリーズで、アンディのお気に入りのおもちゃの中で、ウッディの地位を脅かすバズ・ライトイヤー人形。バズは実在の人物かと思っていましたが、アンディが1995年に見て大好きになった映画の主人公らしい。
その映画が今作という設定。

ヒーロー映画のはずが、なんとも苦く切ない展開。
自責の念からひたすらテストに明け暮れるバズ、1回のテストはバズにとってはほんの4分間だけど、周囲は4年の月日が経っている。
まさに『インターステラー』の世界。
テストをやめられないバズと、バズの背中を押してくれるかつての相棒アリーシャ、まるで『トップガン マーヴェリック』のマーヴェリックとアイスマンのような関係。
バズがテストから戻る度にアリーシャは老いていて、遂にあの世へ旅立ってしまう。
後任の上司はテストを中止しようとし、独断でテストをしたバズが帰った時には22年経っていた。
ここからはアリーシャの孫イギーとその仲間とタッグを組んで、惑星を襲う何者かと対峙することに。
その何者かが実は…。

遂に、過去へ戻って自分の失敗をない事にするのか、現状を受け入れるのかの二択に迫られるバズ。
失敗を取り戻そうとあれだけテストを重ねたのに、最終的に自分よりアリーシャの幸せを選ぶバズ。泣かせます。
ね、なかなか深い話でしょ。ちょっと舐めてました。
バズの声が、あの諦めないキャプテン・アメリカのクリエヴァというのも、なかなか良いキャスティングでした。
ソックスも良い味出してます。

 

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