ラッセル・クロウに惚れるかも 『3時10分、決断のとき』(ネタバレ感想)

ラッセル・クロウに惚れるかも 『3時10分、決断のとき』(ネタバレ感想)

たまには映画の感想も書かないと溜まっちゃう。(・・A;)あせあせ
録画はぽちぽち消化していて、その中でも特に面白かったのは感想を書いておきます。
面白いという噂は聞いていたけど見逃していた作品。キャストだけでも十分見る価値ありです。

3:10 TO YUMA  2007年米 122分

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ストーリー

狙撃の名手だったダンは南北戦争で片足を負傷したことから、妻と2人の息子と共にアリゾナで小さな牧場を営んでいた。鉄道が開通することになり、路線上に牧場があるダンは町の有力者たちから借金の返済ができなければ土地を没収すると言われていた。借金を返すためにダンは、捕まっている強盗団のボス、ベン・ウェイドを3日後の午後3時10分までに、裁判所のあるユマ行きの列車に乗せるための護送役に名乗りを上げる。

キャスト

ダンにクリスチャン・ベイル、息子のウィリアムにローガン・ラーマン、妻アリスにグレッチェン・モル
ベン・ウェイドにラッセル・クロウ、ベンの手下チャーリーにベン・フォスター、賞金稼ぎのバイロンにピーター・フォンダ、他ケヴィン・デュランド、ルーク・ウィルソンなど。
監督は『フォードvsフェラーリ』のジェームズ・マンゴールド

ネタバレ感想

ジャッキー・ブラウン』などのエルモア・レナードの短編小説の映画化。
1957年に公開された『決断の3時10分』のリメイクだそうですが、オリジナルは未見。

2007年作なので少々前の作品ですが、面白かったです!
同じくクリスチャン・ベイルが出ている2017年のウェスタン『荒野の誓い』も見ました。ベイルはどちらも自分の信念を貫く真面目な男なんですが、コチラの作品の方がエンタメ度が高くて面白かった。ラストはちょっと切ないですが。
ヴィランのベンには、最近は重量級の役が増えてきたラッセル・クロウですが、この作品ではまだスリムで、悪い奴なんだけど憎みきれないチャーミングさがあって、真面目な落ち着いた役よりこういう役の方が似合うよな〜と。
自分を誤送するために命を賭けるダンの強情さに負けて、ダンが報酬を受け取れる様に協力して自分を助けに来ている手下を巻く辺りの男っぷりが良い。
当然、自分は一旦捕まっても逃げ切れる自信があるからの行動ですが、ボスの行動の真意が読めない手下役のベン・フォスターも、この頃から存在感ありますね〜。
ダンを撃ったチャーリーを思わず撃ってしまうベン、父の最期を見届ける息子ウィリアム。
逃げもせず約束どおり列車に乗るベン。手下が1人も居なかったとしても易々と逃げるんだろうな〜という雰囲気を漂わせるラスト。
切なくても後味はちょっと清々しかったりもする作品でした。

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