第92回アカデミー賞授賞式雑感

第92回アカデミー賞授賞式雑感
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映画の祭典、アカデミー賞授賞式。
昔はスターの素を見られる楽しみと、スピーチも個性が出ていたりウィットに飛んでいたりと楽しいお祭りでした。
最近はプレゼンターも決められたことを言うだけなので、大した面白味もないのですが、やはり年に1度のお祭り気分で見ています。

ほぼ毎回変わる司会者も話題だったのですが、昨年司会に決まっていたケヴィン・ハートが過去の発言から司会を辞退し、司会なしで進行したのが今年も踏襲されました。
司会なしでもさして問題はないのですが、毎年司会っぷりも楽しみだったので、司会なしはやはり寂しいですね。

アカデミー賞前に発表があるゴールデン・グローブ賞とよく比較されますが、今年の受賞作品は大体予想通りというか順当だったと思います。

パラサイト 半地下の家族』の国際長編映画賞受賞は堅いと思っていましたが、作品賞まで取ってしまうとは!天晴でした!これまでの数々の賞レースでスピーチをしてきたポン・ジュノ監督のスピーチが非常にこなれていて、好ましいし笑顔も良いですよね。好感度も上がりました。通訳のシャロン・チェさんのおかげもあり、彼女も一躍有名に。隣席に居た主演のソン・ガンホは元々好きな俳優さんなので、早く映画を観たいですね(実はまだ観られていない^^;)

パラサイト 半地下の家族』の躍進の反面、同じく評判が高い『フェアウェル』が全く入っていない事、『ロケットマン』が主題歌賞のみというのもね〜。

主演男優賞:ホアキン・フェニックス、主演女優賞:レネー・ゼルウイガー、助演男優賞:ブラッド・ピット、助演女優賞:ローラ・ダーンは前評判どおり。
スピーチもみんないたって真面目。
観ていない作品の方が多いので、今後の楽しみにします。

パフォーマンスでは、『アナと雪の女王2』の世界のエルサ大集合や、エルトン・ジョン、ランディ・ニューマン、シンシア・エリボ達より、
個人的にはエミネムの”Lose Yourself”のパフォーマンスに上がりました♪( ̄∀ ̄*)イヒッ

しかしなぜ今?

 

ビリー・アイリッシュの”Yesterday“でのメモリアル
最後はカーク・ダグラスでしたね。

 

ブリー・ラーソン、シガニー・ウィーバー、ガル・ガドット
3人並ぶと壮観

 

ナタリー・ポートマン、タイカ・ワイティティ、ティモシー・シャラメ
お茶目監督は脚色賞授賞

後半は怒涛のポン・ジュノ旋風。

監督賞の授賞スピーチで「最も個人的なことは、最もクリエイティブなことだ」というマーティン・スコセッシ監督の言葉を紹介して称えたり、早くから彼の映画を高評価していたクエンティン・タランティーノ監督へ感謝したりと、見てるこっちもなんだか嬉しくなる様なスピーチでした。

最後の『パラサイト』の作品賞授賞のスピーチの途中で電気が消えかけたところ、前列に座っていたトム・ハンクスシャーリーズ・セロンが”UP! UP!”と掛け声をかけて、スピーチを続けることができたのも微笑ましい。

ジェーン・フォンダが締めておしまい。

こじんまりとまとまった感じで、ほのぼのした授賞式でした。

 

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