ティモシー・シャラメは、個人的には今まであまり役者としてピンと来ていなかったのだけど、この役は良かったと思います。

A Complete Unknown 2024年米 140分
[adchord]
ストーリー
1961年、ウディ・ガスリーを見舞いにニューヨークへやって来た青年ボブ・ディランは、そこでフォークミュージシャンのピート・シーガーと出会い、ディランの才能を見抜いたシーガーの導きでプロのミュージシャンとしての一歩を踏み出す。売れない中、シルヴィ・ルッソと出会い愛し合う。やがてディランの楽曲は若者の心を捉え、時代の寵児となるが、名声が高まるほど孤独になり、一層創作に打ち込むディランは次々とヒットを重ね新しい世界へと踏み出して行く。
キャスト
ボブ・ディランに『デューン 砂の惑星』のティモシー・シャラメ、ピート・シーガーに『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』のエドワード・ノートン、シルヴィに『メアリーの総て』のエル・ファニング、ジョーン・バエズに『トップガン マーヴェリック』のモニカ・バルバロ、ジョニー・キャッシュに『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』のボイド・ホルブルック、マネージャーのアルバートに『ファンタスティック・ビースト』シリーズのダン・フォグラー、ウディ・ガスリーに『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』のスクート・マクネイリー、シーガーの妻トシに初音映莉子など。
監督は『フォードvsフェラーリ』のジェームズ・マンゴールド。
ネタバレ感想
伝記なのでネタバレということでもないだろうけれど。
ボブ・ディランについて名前以外は、2007年の『アイム・ノット・ゼア』と、ノーベル文学賞を受賞していることくらいしか知らないのだけれど、流石に曲は聴いたことがあるものばかりでしたわ。
現在80歳を超えているディランの、今作は19歳から(1961〜1965年)のフォークシンガーとしての成功と脱却にフォーカスしています。
コロナ禍とストライキ中に磨きをかけた、シャラメ、ノートン、バルバロ達のパフォーマンスが見事でした。
歌詞を初めて知りましたが、メッセージ性が強いプロテストソングを歌っていたディランが変わっていった背景の、1960年代前半のキューバ危機、公民権運動や反戦運動などの時代の変容も併せて描かれています。
食べていけるミュージシャンになりたいと言っていたのが、一気に人気が出たことで恋人や後押ししてくれたシーガー達とも溝が出来、成功すればするほど孤独になっていくディランと、逆に置いていかれた様に感じるシルヴィやシーガーやバエズ達。それらの感情が浮き彫りになった1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルで終わります。
たった5年間とは思えない濃厚なドラマでした。
[adchord]



コメント
もくれんさん、大変ご無沙汰しております。
昨日はご来訪、ありがとうございました。とても嬉しかったです♪
デュランは私もちょっと世代がずれているため、特別詳しくはないのですが、曲は他の人もたくさんカバーしているのでよく知っていますよね。
NYに出て来てからの5年間を描いた作品ですが、ダラダラ感がなく興味深く観れました。
何と言っても役者のパフォーマンスが凄い!
個人的にシャラメ君は前からお気に入りだったのでより楽しめたかな~(笑)
音楽映画はやっぱり好きなので劇場鑑賞できてよかったです。
choroさん
こちらこそ、お越しいただいてありがとうございます。
やはり音楽映画はパフォーマンスの説得力が重要な気がしますけど、流石でした。
シャラメ君はこの役で幅が広がりましたね。今後もいろんな役に挑戦して欲しいですね。
あっという間に上映が終わりそうなので、私も観てきました!
ほんと名前くらいしか知らないけど、結構歌は聞き覚えがあるんだよね。
ウディ・ガスリー、この人も大昔に映画になってなかった? (タイトルだけしか知らないの)
青春時代に絞って凝縮した作りが成功したのかな、役者たちのパフォーマンスも巧く、音楽映画としても良かったよね。ニューポートフェスティバルを終えて何とも言えない気分になったような。
keroちゃん
洋画の上映期間短いよね。(;-_-) =3 フゥ
ウディ・ガスリーの映画は1976年のがあるみたいだけど、見てない気がする。
大体フォークソングとカントリーミュージックの違いも分からないレベルだから
( ̄∀ ̄*)イヒッ
確かに時期を絞ったのが良かったと思う。
フェスティバルを終えて、ジャンルは違えど絶縁って感じではない締めだったので、それほど後味は悪くなかったけどね。