マーベルコミックのキャラクターで、スパイダーマンの宿敵クレイヴンを描いた『クレイヴン・ザ・ハンター』を観ました。ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)の新作ですが、SSUは本作で終わりという噂も。
Kraven the Hunter 2024年米 127分 R15+
ストーリー
跡取りとして強さを求める父親に狩猟に連れて行かれ、弟をかばい巨大なライオンに襲われたセルゲイ。ライオンの血が体内に入ったことで「百獣の王」のパワーを手に入れる。父親と決別し家を出た彼はクレイヴンと名乗り、そのパワーで金儲けのために動物を殺める人間たちを次々と狩っていく。そんなクレイヴンの正体を突き止め、利用しようとするアレクセイは弟を誘拐。弟を助けようとしない父親に苛立ったセルゲイは助けに向かうが、全身が硬い皮膚に覆われた巨大な怪物ライノが現れる。
キャスト
セルゲイ・クラヴィノフ/クレイヴンに『ブレット・トレイン』のアーロン・テイラー=ジョンソン、クレイヴンの父ニコライに『ヴァチカンのエクソシスト』のラッセル・クロウ、弟のディミトリ/カメレオンに『グラディエーターⅡ』のフレッド・ヘッキンジャー、カリプソに『ウエスト・サイド・ストーリー』のアリアナ・デボーズ、アレクセイ/ライノにアレッサンドラ・二ボラ、ザ・フォーリナーに『哀れなるものたち』のクリストファー・アボットなど。
監督は『マージン・コール』のJ・C・チャンダー。
ネタバレ感想
マーベルとかSSUとか関係なく、アーロン・テイラー=ジョンソンだから観たんですけどね。( ̄∀ ̄*)イヒッ
アメコミものというよりアクション映画として面白かったかな。
セルゲイが脅威の身体能力を手に入れるあたりは、やはりアメコミなんだけれど、
その身体を使ってのアクションが、まるでバルクールの様でした。
ストーリーはシンプルで、母を自殺に追い込んだ父親に反発したセルゲイが、クレイヴンと名乗り父と同じ悪党を殺していく。百獣の王ライオンの様に、動物を守ろうとする彼は良い奴に見えるのだけれど、スパイダーマンのヴィランなんですよね。次作があればどうしてヴィランなのかが分かるのかもしれないけれど、本作では弟の方がヴィランになっちゃった感じで終わります。
ヴェノムも結局スパイダーマンとは絡まず終わったし、原作とは違った独自ストーリーで良いと思うし、
せっかくのキャラなので、1作で終わらせるのも勿体無いかな。