時が経って逆に良かったのかも 『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』(ネタバレ感想)

時が経って逆に良かったのかも 『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』(ネタバレ感想)

せっかく前作をおさらいしたので、近所のシネコン最終日最終回に駆け込んで観ました。
24年ぶりの続編『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』。
今更続編とは思ったのですが〜(まあ、そおいうの最近多いけど^^;)

Gladiator II 2024年米 148分 R15+

 

Advertisement

 

ストーリー

愛する妻とヌミディアで幸せに暮らしていたハンノは、将軍アカシウス率いるローマ帝国軍の侵攻により妻を殺され、奴隷となる。ハンノの燃え盛る怒りに目をつけた富豪のマクリヌスはハンノを剣闘士として育て、ローマのコロセウムへ出場させる。ハンノの試合を見た前の王女ルッシラは、ハンノが自分とマキシマスの息子ルシウスだと気づく。

キャスト

ハンノ/ルシアスに『異人たち』のポール・メスカル、野心家の富豪マクリヌスに『イコライザーデンゼル・ワシントン、ローマ帝国軍将軍アカシウスに「マンダロリアン」のペドロ・パスカル、ゲタ帝に『クワイエット・プレイス:DAY1』のジョセフ・クイン、カラカラ帝に『クレイブン・ザ・ハンター』のフレッド・ヘッキンジャー、前作から引き続きルシアスの母ルッシラにコニー・ニールセン、元老院のグラックスにデレク・ジャコビ、他マット・ルーカスなど。
監督はリドリー・スコット

ネタバレ感想

お目当ては悪セクシーっぽいデンゼル・ワシントンだったのですが、悪ではなく野心家でしたね。
金ピカの衣装も似合いますな〜。

舞台は前作から16年。ルシウスは実はマキシマスの息子だったという設定。
妻を殺され、剣闘士となり一矢報いるというのはほぼ前作と同じ。
加えて、母ルッシラ・父マキシマスへの想い、妻の仇の将軍が母の夫であり、ゲタ・カラカラ帝の統治に不満を持ち叛乱を企てていたり、元奴隷であったマクリヌスが成り上がっていく過程など、前作でマキシマス一人に背負わせていたものを複数の登場人物に振り分けた感じで、ストーリーや流れはやはり分かりやすい。
魅力的なキャラは多いものの、さほど内面は掘り下げないので、少々物足りなくも感じる。
今作はコロッセウムでの戦うシーンが多くて、サイやヒヒ、海戦など。
コロッセウムでの海戦は史実に基づくものらしいけど、どうやって水入れたの?
ポール・メスカルは奥さんに向ける視線より剣闘士の医者ラウィに向ける視線の方がエロいと感じるのは、『異人たち』の影響かしらん。
前作と違い生き残ったのは良いのだけれど、彼が皇帝の血筋だと証明してくる人物は皆死んでしまったのに大丈夫かしらと心配になりましたわ。

正直なところ、ストーリーとしては前作とほぼ同じなので、続編は24年経ったくらいで作ってちょうど良かったのかも。

 

Advertisement

映画の旅カテゴリの最新記事