コッテリ映像の割にエモ薄め 『REBEL MOON: パート1 炎の子』(ネタバレ感想)

コッテリ映像の割にエモ薄め 『REBEL MOON: パート1 炎の子』(ネタバレ感想)

Netflixで2023年12月22日から配信中の、ザック・スナイダー監督が構想に20年以上を費やして完成させたSFスペクタクル2部作の第1部『REBEL MOON: パート1 炎の子』を見ました。

 

Rebel Moon: Part One – A Child of Fire 2023年米 135分

 

Advertisement

 

ストーリー

巨万の富と強大な軍事力を持つ帝国マザー・ワールドが支配する銀河。過去を捨てた女性コラが住む辺境にある小さな惑星“ヴェルト”は、そんなマザー・ワールドの支配を受けない平和なコロニーだったが、ある日突然、帝国軍の侵略を受ける。コラはヴェルトの人々を守るため、そして自身の過去と向き合い償うために立ち上がる。宇宙へと旅立ったコラはさまざまな惑星を巡る中で、それぞれ贖罪や復讐を求める仲間たちと出会い、銀河の自由を勝ち取るべく壮絶な戦いに身を投じていく。

キャスト

コラ/アースレイアスに『キングスマン』のソフィア・ブテラ、カイに『キング・アーサー』のチャーリー・ハナム、ネメシスに『ベイビー・ブローカー』のペ・ドゥナ、タイタス将軍に『シャザム〜神々の怒り〜』のジャイモン・フンスー、ダリアン・ブラッドアックスに『ジャスティス・リーグ』のレイ・フィッシャー、「ゲーム・オブ・スローンズ」からはタラク役のスタズ・ネアーの他に、面白いのは、ノーブル提督役のエド・スクラインが降板したダーリオ・ナハーリス役を引き継いだのが、村のガンナー役のミキール・ハースマン。
村の長老に『アントマン』のコリー・ストール、機械の騎士ジミーとナレーションでアンソニー・ホプキンス、他ジェナ・マローン、ケイリー・エルウィスなど。
監督は『アーミー・オブ・ザ・デッド』のザック・スナイダー

ネタバレ感想

スペースオペラとして『スター・ウォーズ』っぽくもあり、反乱で『ローグ・ワン』な感じもあるけど、
農業が主産業の村の収穫物を奪いに来る奴らを倒すための仲間を探しに行く、となったら、
七人の侍』ですよね。自分的には『荒野の七人』のイメージ。
実際、監督インタヴューでも『スター・ウォーズ』と『七人の侍』にインスパイアされたと言っているみたいだし。

荒野の七人』では、一緒に戦ってくれる仲間を探すパートがメインで面白いのだけれど、
割とサクサク仲間が見つかります。
他言無用とか言いつつ、コラもガンナーにあっさり過去を打ち明けるし、話の展開も早い。
仲間内に裏切り者が出てあわやと思ったら、村へ帰る前にノーブル将軍をやっつけてめでたしめでたし。
展開はあっさりしていますが、コッテリめの映像がいちいち壮大で、お金掛かってます。

まあパート1なので、ノーブル将軍も死んでいないし、最後にジミーが頭に花冠の代わりに鹿の角をつけているのが、なんだか不穏。
パート2の「傷跡を刻む者」は4月19日配信予定。

 

Advertisement

 

映画の旅カテゴリの最新記事