懐かしさ漂う 『初恋』(ネタバレ感想)

懐かしさ漂う 『初恋』(ネタバレ感想)

公開時にちょっと観たかったんだけど見逃した三池崇史監督の『初恋』をようやく回収。
期待より案外大人しめだったと思った自分の感性がヤバいのか?

 

First Love 2019年日本 115分 PG12

 

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ストーリー

新宿・歌舞伎町。プロボクサーの葛城レオは、格下相手にまさかのKO負け。その後の診察で病に侵されていて余命わずかと告げられる。自暴自棄になり夜の街をさまよっていたレオは、必死で逃げる少女とすれ違い、追ってきた男をパンチ一発で倒してしまう。その男は、ヤクザと手を組む悪徳刑事で、モニカと名乗った少女は、父親の借金のせいでヤクザに囲われていた。お互い孤独な2人、あてもなくモニカと共に彼女の故郷へ向かうレオだったが…。

キャスト

葛城レオに窪田正孝、モニカに小西桜子、刑事の大伴に大森南朋、ヤクザの加瀬に染谷将太、ヤスに三浦貴大、ヤスの女ジュリにベッキー、市川に村上淳、組長代行に塩見三省、医者に滝藤賢一、占い師にベンガル、権藤に内野聖陽、チャイニーズマフィアのチアチーにディーン・フジオカの妹の藤岡麻美など。
監督は三池崇史。

ネタバレ感想

ご存知のようにほとんど邦画を見ないので、実は三池崇史監督作も『スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ』『十三人の刺客』あたりを見たような見てないような〜くらいで。(・・A;)あせあせ
なのになぜ本作が急に観たかったかもよく覚えていないし。( ̄∀ ̄*)イヒッ

2019年の第72回カンヌ国際映画祭「監督週間」に出品後、日本より先に2019年9月に北米で公開。その後も、ロシア、フランス、イギリス等での公開を経て、2020年2月に日本でようやく公開。
日本より他国の方が人気のある三池ワールドだからか。

確かに『トゥルー・ロマンス』(1993年作 トニー・スコット監督、クエンティン・タランティーノ脚本)を思い出す感じ。何気にベッキーのキャラは『パルプ・フィクション』のアマンダ・プラマーを思い出すし。

ストーリーも、濃いめのキャストも悪くない。(染谷くんは変な喋り方だったけど^^;)
バイオレンスは、いまや腕や頭が飛ぶくらいの描写はさほど珍しくもないので、さほどエグくもなく。
最後の方の薬まみれでハイになっているところは面白かったし、キラキラし過ぎない初恋のさりげない感じは良かった。
作りも作風も、全体的に一昔前の雰囲気なのが好みが分かれるところかも。

終盤の逃げ出すところで、車で駐車場のフェンスを突き破るシーンで、内野聖陽が日本車を信じろ!と言うんだけど、ベンツとかならともかく日本車でフェンス突き破るなんて無理でしょ!と突っ込んでたら、そのシーンは突如アニメになった。やはり無理だよねぇ〜。( ̄m ̄〃)ぷぷっ!

 

 

 

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