確かに運命の出会いかも 『リコリス・ピザ』(ネタバレ感想)

確かに運命の出会いかも 『リコリス・ピザ』(ネタバレ感想)

第94回アカデミー賞の作品賞・監督賞・脚本賞の3部門にノミネートされた『リコリス・ピザ』をシネマ・ルナティックで観ました。
映画を最後まで観てもタイトルの意味が分からなかったんですけど、当時南カリフォルニア州に展開していたレコードチェーン店の名前で、特に意味はないらしい。(^_^;)

Licorice Pizza 2021年米 134分

 

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ストーリー

1973年、ハリウッド近郊のサンフェルナンド・バレー。子役として既に働いている15歳の高校生ゲイリー・ヴァレンタイン。ある日学校で、カメラアシスタントをしている25歳の女性アラナと出会い運命を感じる。即座にアラナを食事に誘うゲイリー。子供の誘いには応じないと言いつつ、大人顔負けに振る舞うゲイリーの食事の誘いを受け入れ、2人は次第に距離を縮めていくが、アラナはゲイリーの共演者の一人ランスに誘われ付き合うように。そんな2人を遠めに見つめるゲイリーだったが…。

キャスト

ゲイリー・ヴァレンタインにフィリップ・シーモア・ホフマンの息子のクーパー・ホフマン、アラナ・ケインにロックバンド「ハイム」のアラナ・ハイム、ジャック・ホールデンにショーン・ペン、レックス・ブラウにトム・ウェイツ、ジョン・ピーターズにブラッドリー・クーパー、ゲイルにマーヤ・ルドルフ、ルシル・トゥーリトルにクリスティーン・エバーソール、ランスにスカイラー・ギソンド、ワックス議員にベニー・サフディ、マシューにジョセフ・クロス、ブライアンにネイト・マン、他にレオナルド・ディカプリオの父ジョージ・ディカプリオハイム姉妹など。
監督は『ブギーナイツ』のポール・トーマス・アンダーソン

ネタバレ感想

15歳のゲイリーと25歳のアラナの恋愛模様。
ゲイリーは大人顔負けの態度とビジネスセンス、商売には自信があるのにアラナに対しては強引だったり手が出せなかったり。反対にアラナは自分に自信がなく、ゲイリーのことが好きでも人目も気になる。
それぞれ別の相手と付き合ったり、別れてまた元に戻ったりを繰り返しながら、最後には互いの存在が必要で愛し合っていることに気づく、という王道の青春恋愛映画。

半世紀以上生きてる身としては、15歳もいずれは成長するよと思うけれど、10歳下の子と一緒にいる自分がどうかしているように思う気持ちも分かるし、ショウビズ界にいるからか、顔はニキビだらけなのに言動は至って大人なゲイリーに、その気になるのも分かる。
ユニークだけど可愛らしい恋物語、主演の2人は演技初めてとは思えないほどでした。(脇の無駄に豪華なメンバーにも負けてない大物っぷりでした)

 

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