HDDの録画消化もしなければいけないけれど、Netflixにも加入中なので何か見ないと勿体無い。
ということでNetflixの方で見逃していた『カセットテープ・ダイアリーズ』を鑑賞。
実話ベースのお話でした。
Blinded by the Light 2019年英 117分
ストーリー
1987年イギリスの田舎町ルートン。パキスタン移民の両親と共に暮らす16歳の少年ジャベドは、音楽と詩を書くのが趣味。外では移民へのいわれなき差別や偏見に晒され、家では厳格な父親からの圧力で、夢への希望と将来への不安から鬱々とした日々を過ごしていた。ある日ジャベドは、知り合ったループスからアメリカのロック・スター、ブルース・スプリングスティーンの音楽を勧められ、聴くと自分自身の境遇や気分そのもので衝撃を受ける。彼の詩に激しく共鳴したジャベドは、それまで抑え込んでいた気持ちを解き放っていく…。
キャスト
ジャベドにヴィヴェイク・カルラ、父マリクにクルヴィンダー・ギール、母ヌールにミーラ・ガナトラ、妹シャジアにニキータ・メタ、親友マットに『1917 命をかけた伝令』のディーン・チャールズ・チャップマン、マットの父にロブ・ブライドン、グレイ先生に『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のキャプテン・カーター、ヘイリー・アトウェル、ループスにアーロン・ファグラ、イライザにネル・ウィリアムズ、隣人エバンズにデヴィッド・ヘイマンなど。
監督は『英国総督 最後の家』のグリンダ・チャーダ。
ネタバレ感想
イギリスのジャーナリスト、サルフラズ・マングールの自伝小説の映画化、原題はブルース・スプリングスティーンの曲のタイトル。
自分も80年代の洋楽をよく聴いていた世代、a-haやデュラン・デュラン、カルチャー・クラブやカジャグーグーなんかが人気ありましたよね〜。マットやマットの父の髪型や服装が懐かし〜い。
ブルース・スプリングスティーンのファンではなかったけれど、劇中で流れる歌は全部耳馴染みでした( ̄∀ ̄*)イヒッ
スプリングスティーンの曲を聴き、自分の境遇や気持ちに歌詞がドンピシャで、すっかりファンになってしまったジャベド。自由に生きて良いんだと背中を押され、グレイ先生とイライザの応援もあり、それまで抑圧していたものを解放します。
そんなジャベドの気持ちが読めない父マリク。彼もかつては自由と成功を夢見て渡英してきたはずだったのに、移民に対する差別や不況に煽られ、すっかり頑なになってしまっています。
父の反対を押し切るのではなく、自分の人生も大事だけれど、家族によって作られた自分の未来には家族との絆も大切という決意も素晴らしく、ひとまわり成長したジャベドたちが清々しいラスト。