ソウルの女王アレサ・フランクリンが、1972年1月13、14日の2日間、ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会でおこなったライブのドキュメンタリー映画『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』を観ました。
シドニー・ポラック監督が当時撮影したものの、技術的なトラブルで公開出来ず未完だったのが、ようやく公開となりました。
Amazing Grace 2018年米 90分
概要
アレサ・フランクリンのゴスペルライブアルバム「AMAZING GRACE」、そのライブの模様をポラック監督がドキュメンタリー映画として撮影。しかし、映像と音声がシンクロできない技術的トラブルに見舞われて未完となっていたが、その素材をもとに半世紀近い時間を経て完成。
サザン・カリフォルニア・コミュニティ聖歌隊をバックに、アレサが自らのルーツである”ゴスペル”を感動的に歌い上げたライブの映像。
出演
アレサ・フランクリン、ジェームズ・クリーブランド、コーネル・デュプリー(ギター)、チャック・レイニー(ベース)、ケニー・ルーパー(オルガン)、パンチョ・モラレス(パーカッション)、バーナード・パーディー(ドラム)、アレキサンダー・ハミルトン(聖歌隊指揮)など。
撮影中のシドニー・ポラック監督や、観客でミック・ジャガーやチャーリー・ワッツも居ます。
感想
それ程観客居ないだろうと思っていたのに、サービスデーだからか、1日1回の上映だからか、劇場に着くと意外に人が多くてビックリ。そんなにゴスペルファンが多いとは知らなかった。
アレサ・フランクリンを最初に知ったのは、映画『ブルース・ブラザーズ』(1980年)だと思う。
(ミサの時にゴスペルで踊るというのもこの時初めて知った)
『ブルース・ブラザーズ』では中年の貫禄たっぷりだったアレサも、8年前のこの映画映像では若くて初々しい感じ。
『ブルース・ブラザーズ』の中ではジェームス・ブラウンが歌う"オールド・ランドマーク"(なんと、ジェームズ・クリーブランドとサザン・カリフォルニア・コミュニティ聖歌隊をバックに)を、アレサが歌うんだけれど、この映画の中でも盛り上がったのはこの歌の時だけでした。( ̄▼ ̄;アハッ・・・・
お父さんが牧師で、小さい頃から教会でゴスペルを歌っていたアレサ、お父さんも登場します。
ゴスペルは好きだけれど徳に詳しくもない人間には、ゴスペルだけでは長〜く感じる90分でした。
歌はもちろん素晴らしいんですけどね〜。