アベンジャーズのメンバー、ブラックパンサー:テイチャラ国王を演じたチャドウィック・ボーズマンが2020年8月28日に癌でこの世を去りました。43歳でした。
4年前にはステージ3のガンであることが分かっていて、闘病をしながらの映画出演だったそうです。ご冥福をお祈りします。
昨日午後開けたTwitterで訃報を目にして、大変なショックで。(;゜;д;゜;)はうう
最近彼の『42 〜世界を変えた男〜』を見たばかりなので、追悼にはやはり『ブラックパンサー』をと思い昨夜再見したので、こちらのブログに改めて感想を。
BLACK PANTHER 2018年米 134分
歴史を変えた作品
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズの第18作目。MCUシリーズ生誕10周年記念作品。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で初登場したブラックパンサーの単独主演映画。
黒人監督による黒人主演映画、キャストもほぼ黒人で、史上最高の興行収入を獲得。2019年、第91回アカデミー賞において、スーパーヒーロー映画として初めてとなる作品賞にノミネート。7部門ノミネート中、作曲賞・美術賞・衣装デザイン賞の3部門受賞。
ストーリー
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で亡くなった父の後、ワカンダ国の王位と王国の守護神であるブラックパンサーを世襲したテイ・チャラは、高度な文明とテクノロジーを持つ自国の秘密を守り、他国の侵略を防ぐという父の意思を引き継いでいた。
ワカンダの超鉱石ヴィブラニウムを奪った武器商人ユリシーズ・クロウを香港で拘束するが、エリック・スティーブンスらによってクロウは連れ去られる。テイ・チャラはエリックのペンダントがワカンダ王族のリングであることに気づき・・・・・。
キャスト
ワカンダ国王テイ・チャラ/ブラックパンサーにチャドウィック・ボーズマン、妹のシュリにレティーシャ・ライト、母親にアンジェラ・バセット、親衛隊の隊長オコエにダナイ・グリラ、幼馴染のナキアにルピタ・ニョンゴ、ズリにフォレスト・ウィテカー、ウカビに『ゲット・アウト』のダニエル・カルーヤ、エンバクにウィンストン・デューク。
エリック/キルモンガーにマイケル・B・ジョーダン、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』に続いての登場ユリシーズ・クロウにアンディ・サーキス、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に続いての登場CIAのエヴェレット・ロスにマーティン・フリーマン。
スタン・リー御大は香港のカジノのシーンに登場。
監督は『クリード チャンプを継ぐ男』のライアン・クーグラー。
ネタバレ感想
特殊鉱石ヴィヴラニウムのハイテクスーツによって、生身の人間でありながら超人的なパワーを持つブラックパンサー。1人の活躍でも見どころたっぷりなのに、今作ではブラックパンサーvsブラックパンサーの手に汗握る対決まで見られるアクション大作であり、
尊敬していた前国王の父親が見捨てたことによって、復讐に燃えるキルモンガーとなってしまった従弟エリックに王座を奪われながらも、再び立ち上がり王座を奪還するという過程を経て、ワカンダの資源と国民を守るため鎖国を続ける事をやめ、開国し世界中で虐げられているアフリカ系の同胞を救うために戦う事を決断するというドラマも。
社会の問題や虐げられてきたものに光を当てた作品として、支持されています。
映画の中だけでなく、現実世界でも病気やBLMに立ち向かったチャドウィック。
残念でなりませんが、ワカンダでは死は終わりではないので。
ワカンダ フォーエバー!