録画していた『人生はシネマティック!』を見ました。
面白かったですよ♪『ダンケルク』の裏話としても楽しめました。
THEIR FINEST 2016年英 117分 PG12
ストーリー
1940年、第二次世界大戦下のロンドンでは、男たちは出兵し、ドイツ軍の空爆が容赦無く続いていた。売れない画家の夫の代わりに仕事を探していたカトリンは、政府のプロパガンダ映画の脚本を書く仕事に採用される。映画の内容は、ダンケルクの撤退作戦でイギリス兵の救出をした双子の姉妹の活躍を描くもの。政府側の無理な要求や、ベテラン役者のわがままなど、数々の問題が起きながらも映画の製作を続けていくうちに、一緒に働く上司であるバックリーと良い雰囲気に。
キャスト
カトリンにジェマ・アータートン、バックリーにサム・クラフリン。ベテラン役者ヒリアードにビル・ナイ。ヒリアードのエージェントにエディ・マーサン、カトリンの夫にジャック・ヒューストン、情報省映画局の役人にリチャード・E・グラント、軍の幹部にジェレミー・アイアンズ、他ポール・リッター、ヘレン・マックロリー、レイチェル・スターリング、ヘンリー・グッドマン、ジェイク・レイシーなど。
監督は『ワン・デイ 23年のラブストーリー』のロネ・シェルフィグ。
ネタバレ感想
映画製作の舞台裏としてもロマンティック・コメディとしても面白かったですね。
男が出兵しているので、女や老人が活躍できるという皮肉もあり、戦時下の話なので、爆撃によりあっさり人が死んでしまうんだけれど、立ち上がって前を向く強さもあり。
カトリンのアイデアで難題をクリアしながら、バックリーとも良い仲になっていくくだりは、つい応援してしまいますね〜。そしてバックリーの不器用さを嘆く。
「いつ死ぬかわからない時世よ」というフラグが立った後、カトリンが夜中にオフィスに残っているシーンで、この辺りでひょっとしてどちらかに悲劇が起きるのでは?と心配したら、逆に家に居なかったから助かったので、このままハッピーエンドかと油断した途端のバックりーの死!実に呆気ない。でもそれが戦争。
カトリンの活躍で劇中劇の女性の活躍が増え、完成した映画を観ている女性が、自分たちの映画だというラストも良かったです。
うっかり泣けてしまったのは、バックリーより劇中劇のビル・ナイのシーンだったり。
ビル・ナイが一番美味しい役でしたよね。もちろんジェマやサムも良かったですよ。