『クロース』『2分の1の魔法』(ネタバレ感想)

『クロース』『2分の1の魔法』(ネタバレ感想)

第92回(2020年)アカデミー賞の長編アニメ映画賞にノミネートされた『クロース』をNetflixで見ました。
クロースって、サンタクロースのことでした。新しいサンタクロース誕生秘話。

 

Klaus 2019年スペイン 98分

 

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クロース

ストーリー

「ロイヤル郵便サービス」の局長の息子ジャスパーは、立場を利用してろくに仕事をしない怠け者。心配した父親はジャスパーを、最北の島スミレンズブルクへ赴任させ、1年間に6000通の手紙にスタンプを押せなければ帰ってきてはならないと言い渡す。スミレンズブルクの町は、2つのコミュニティーが対立していて、とても手紙を送り合うような場所ではなかった。あるきっかけでジャスパーは、山奥に住む人を寄せ付けない不思議なおもちゃ職人クロースと出会う。一緒に町でおもちゃを配達することになった2人の間に友情が芽生えていく。

キャスト

ジャスパーに『フレンチ・ディズパッチ』『ダージリン急行』などのジェイソン・シュワルツマン、クロースの声がショーン・コネリーみたいと思ったらJ・K・シモンズでした。
アルバにラシダ・ジョーンズ、モーゲンスにノーム・マクドナルド、他ジョーン・キューザックなど。
監督はセルジオ・パブロス

ネタバレ感想

新たなサンタクロース誕生ストーリー。
苦労知らずの生活だったジャスパーと、家族を亡くし創作意欲を失っていたおもちゃ職人クロースとが出会い、子供に遊びを届けることによって、対立していた町人の心も溶けていく。
ジャスパーはアルバと恋に落ち、クロースは生きがいを取り戻し、子供たちは明るくなり、町の人々は仲直り。
ハッピーエンディングでハートウォーミングな作品であるだけでなく、とにかく展開が面白くてアッという間に引き込まれてしまいました。お勧めです。

 

2分の1の魔法

第93回(2021年)アカデミー賞の長編アニメ映画賞にノミネートされた『2分の1の魔法』をDisney+で見ました。
我が田舎ではアニメは大体吹替版しか上映されないので、ついつい見逃しがち。
やはり、クリス・プラットトム・ホランドの声で見たいですもの。

Onward 2020年米 102分

 

ストーリー

科学技術の進歩にともない魔法が忘れ去られてしまった世界。内気な少年イアンには、隠れた魔法の才能があった。
16歳の誕生日に、亡き父が母に託した魔法の杖とともに、「父を24時間だけよみがえらせる魔法」を書かれた手紙を手にしたイアンは、早速その魔法を試すが失敗。父を半分だけの姿で復活させてしまう。イアンは兄バーリーとともに、父を完全によみがえらせるために旅に出るが……。

キャスト

イアンには『スパイダーマン』のトム・ホランド、バーリーには『ガーディアン・オブ・ザ・ギャラクシー』、もうすぐ公開の『ジュラシック・ワールド』のクリス・プラット
ジュリア・ルイス=ドレイファス、オクタヴィア・スペンサーなど。

ネタバレ感想

ハズレがないピクサー作品。
今回も面白かったんだけど、クオリティが高いのに慣れてしまって、段々感動しなくなってきました。
トイ・ストーリー4』も見たけれど、1作目の『トイ・ストーリー』を見た時の感動は越えられませんもん。

この作品は、最後無事お父さんに会えて終わるのかと思ったら、お父さんが復活できたのは瞬間で、会ったのはイアンではなく、実は父との間に後悔の気持ちを抱えていた兄バーリーに再会の時を譲ったという展開がちょっと意外でした。
父には会えなかったけれど、イアンは自分に自信を持つことができたというハッピーエンディング。
良いお話なんですけどね〜。ちょっと物足りなかったかな。

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