GUCCI(グッチ)一族の実話を基に、1970年から一族の30年をたどったサラ・ゲイ フォーデンのベストセラー・ノンフィクションをリドリー・スコット監督が豪華キャストで映画化した実話ドラマ『ハウス・オブ・グッチ』を観ました。
実話ベースの話って、やはり面白いですね。
HOUSE OF GUCCI 2021年米 159分 PG12
ストーリー
運送業を営む父のもとで働くパトリツィア・レッジャーニは、あるパーティで“グッチ”創業者の孫マウリツィオ・グッチと出会う。パトリツイアの強引なアプローチにやがて惹かれていくマウリツィオ。マウリツィオの父ロドルフォは、パトリツィアが財産目当てであると反対したが、マウリツィオは家を出て二人は結婚。ブランドの経営に興味がなく弁護士を目指していたマウリツィオだったが、経営の実権を持つマウリツィオの叔父アルドにパトリツィアが気に入られたことから、次第に経営に関わる様になっていく。
キャスト
パトリツィアにレディー・ガガ、マウリツィオにアダム・ドライヴァー、ロドルフォにジェレミー・アイアンズ、アルドにアル・パチーノ、アルドの息子パオロにジャレッド・レト、ロドルフォの弁護士ドメニコ・デル・ソーレにジャック・ヒューストン、占い師のピーナにサルマ・ハエック、トム・フォードにリーヴ・カーニーなど。
監督は『最後の決闘裁判』のリドリー・スコット。
ネタバレ感想
グッチのお家騒動の中で殺人事件まで起こっていた事など何も知りませんでしたし、低迷していたグッチの救世主となったのがトム・フォードだった事も全く知らなかったので、興味深く観ました。
高く評価されているレディー・ガガの圧巻の演技や、全くジャレッド・レトと分からない特殊メイクなどが話題で、あまり噂になっていませんが、アダム・ドライヴァーが良い!( ̄∀ ̄*)イヒッ
たかが自転車に乗るだけで、どんだけエレガントだよ!
元々役の幅が広い方だけど、インテリで上品な役も良いわ〜♪
最初はグッチの経営には全く興味がなく、結婚を親に反対されたら家を出てパトリツィアの父の経営する運送会社で働くほどだった欲のないマウリツィオが、パトリツィアに唆されて次第に欲が出てくるものの、本来経営向きではない彼を盛んに焚き付けるパトリツィアに対して次第に愛が冷め、結果殺されてしまう。
目をつけられてしまったのが運の尽き、な感じでお気の毒でした。
最後まで太々しいパトリツィアを演じきったガガは、一流のアーティストだけではなく役者でもあることも証明しましたね。
ところで、アル・パチーノのあの太鼓腹は、特殊メイクなんでしょうか?