天性のスターの過酷な人生 『ジュディ 虹の彼方に』(ネタバレ感想)

天性のスターの過酷な人生 『ジュディ 虹の彼方に』(ネタバレ感想)

レネー・ゼルウィガージュディ・ガーランドを演じてアカデミー賞・ゴールデングローブ賞などで主演女優賞に輝いた『ジュディ 虹の彼方に』を初日レイトで観ました。
吹替なしで歌っている歌唱力は圧巻、こんなに歌える人なんだと驚きました。

 

JUDY 2019年米 118分

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ジュディ・ガーランド

1939年『オズの魔法使』のドロシーで17歳にしてハリウッドスターに。1954年『スタア誕生』ではゴールングローブ賞で最優秀女優賞を受賞。ライザ・ミネリの母親。
その影では、太らない様に食事を制限させて、十分な睡眠時間がなくても働ける様に、スタジオによって覚醒剤を服用させられ、神経症と薬物中毒に苦しむ様に。47歳で他界。

ストーリー

1968年。47歳のジュディ・ガーランドは2人の子供と共にステージ巡業をしていた。借金が返せずマネージャーも家もない生活。子供達と落ち着いて暮らす為、ロンドンでのコンサートに懸けるつもりで、子供達を元夫のシドに預け、単身渡英する。
ロンドンでは熱烈なファンに出迎えられ、ショーも成功するかに見えたが・・・・・。

キャスト

ジュディー・ガーランドにレネー・ゼルウィガー、子供時代はダーシー・ショウ
3番目の夫シドにルーファス・シーウェル、5番目の夫ミッキーにフィン・ウィットロック、ロンドンの興行主にマイケル・ガンボン、ロザリンにジェシー・バックリーなど。
監督はルパート・グールド

ネタバレ感想

ジュディ・ガーランド、自分が生まれる以前に活躍した方のなので、『オズの魔法使』と『スタア誕生』は見たと思いますが、ライザ・ミネリの母親ということも今回初めて知りました。
この映画の中でも語られる『オズの魔法使』のころ寝させても食べさせても貰えず薬漬けにされたという話は聞いたことがあり、スタジオの鬼畜ぶりに唖然。(性的にも搾取されていたという噂は嘘だった様)
アルコールと薬を手放せず、うつ病を抱え、それらのせいで撮影やステージに遅刻、解雇という悪循環で借金を抱える。彼女の才能に惚れた男と5度も結婚するものの、誰も彼女を救うことができない。そんなどん底の生活の中、ステージ立つと素晴らしい歌とトークで観客を魅了する。
2面性のあるジュディをレネーが熱演。吹替を使わずレネー自身が歌っているステージシーンも見事です。
同性愛に理解があり、同性愛者から人気があったというジュディ。
ゲイカップルとのエピソードが良かったですね。
なぜ今彼女の映画なのかとも思いますが、彼女の悩みは現代でも変わらずにあることだし、『ボヘミアン・ラプソディ』や『ロケットマン』で描かれたことにも通じますね。
観終わった後、気の毒な気持ちしか沸かないのが寂しい気も。
レネー最高の演技だと思いますけどね。

 

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