タイトルも宣伝文句もズレまくり 『プロフェッショナル』(ネタバレ感想)

タイトルも宣伝文句もズレまくり 『プロフェッショナル』(ネタバレ感想)

アマチュア』も『ベテラン』もスルーしてしまったので、『プロフェッショナル』を観ました。
個人的には久しぶりのリーアム・ニーソン映画、ポスターはいつもの無双ものっぽいけど、割と渋い内容でした。
大体、なぜ原題どおりの「In the Land of Saints and Sinners( 聖人と罪人の地で)」にしなかったか。

 

In the Land of Saints and Sinners 2024年アイルランド 106分

 

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ストーリー

1970年代、北アイルランド。海辺の町グレン・コルム・キルで静かに暮らすフィンバー・マーフィーは、殺し屋稼業から引退をした後、首都ベルファストで爆破テロ事件を起こしたアイルランド共和軍(IRA)の過激派グループが町に逃げ込んでくる。地元の少女を虐待している男に制裁を下したフィンバーだったが、男はリーダーの弟でテロリストから狙われる羽目に。住民を守るためフィンバーは、命懸けでテロリストと対峙する。

キャスト

フィンバー・マーフィーにリーアム・ニーソン、IRAのデランに『イニシェリン島の精霊』のケリー・コンドン、フィンバーと同業のケビンに「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのジャック・グリーソン、フィンバーの友で警官のビンセントに『ベルファスト』のキアラン・ハインズ、フィンバーの雇い主ロバートに『トールキン 旅のはじまり』のコルム・ミーニイ、デランの弟カーティスにデズモンド・イーストウッドなど。
監督は『マークスマン』のロバート・ロレンツ

ネタバレ感想

96時間』シリーズ以降、アクション映画俳優の様に言われているけど、1987年の『容疑者』で初めてリーアム・ニーソンの演技を見た時の衝撃はいまだに覚えています。

IRA(アイルランド共和軍)が出てくる映画も90年代にはよく作られていた気がするけれど、最近はあまり見かけていなかったので、お久しぶりな感じ。
イニシェリン島の精霊』で見た美しいアイルランドの風景の中、自分の入る墓穴を掘らせてから殺し、その場所に木を植えるというスタイルの殺し屋のフィンバーは、すっかり稼業に嫌気がさし引退するのだけれど、子供に手を出した男に制裁を下した結果、IRAとの

最初は子どもを助けようとしたデランが、弟の死後ヤケになったとしても田舎町を爆破するというのは極端な気が。
最初は嫌な奴かと思っていたケビンが案外素直な青年で、戻ってくるとは分かっていたけど可哀想でした。
嫌な奴と思えば一切関わらないようにするタイプの自分は、ケビンとも向き合うフィンバーを見習わねばと思っちゃいました。( ̄▼ ̄;アハッ・・・・
俳優人生の集大成というのは大袈裟だけど、これで引退してもおかしくないような哀愁漂うラストでしたね。

 

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