昨年東京コミコンで来日したユアン・マクレガー。
サインをもらうくらいにはファンなので、実の娘との共演作『ブリーディング・ラブ はじまりの旅』を観ました。
タイトルにもなっているレオナ・ルイスの曲「Bleeding Love」も懐かしい。
BLEEDING LOVE 2023年米 102分 PG12
ストーリー
長い間疎遠だった娘のある出来事をきっかけに、父は彼女をニューメキシコ州へと向かう旅に連れ出す。関係を修復したくても、どうすれば溝を埋められるのかわからない。娘は父との美しい過去を思い出しながらも、自分を捨てた父を許すことができずに反発してしまう。目的地が近づくなか、父娘はお互いが抱える問題と向き合うことになり……。
キャスト
父に「オビ=ワン・ケノービー」のユアン・マクレガー、娘にユアンの実娘クララ・マクレガー、売りのトミーにヴェラ・ヴァルダー、幼少期の娘にデヴィン・マクダウェル、他サッシャ・アレクサンダー、ジェイク・ウィアリー、キム・ジマーなど。
監督はエマ・ウェステンバーグ。
ネタバレ感想
ユアン・マクレガーの私生活というと、2004年に友人のチャーリー・ブアマンと共にロンドンからニューヨークまで世界一周したバイク旅のドキュメンタリー番組『Long Way Round』、2007年に再びチャーリーと、今度はスコットランドから南アフリカまでバイクで走破した『Long Way Down』が(個人的には)有名。
もちろんDVDも旅行記も持ってます( v ̄▽ ̄)
その中でも奥さんのイヴに電話したり、話題にもよく出てきていたのですが、離婚していたとは知りませんでした。
クララが実体験をもとに脚本にしたようだけれど、本作はフィクション。
ユアンとイヴが離婚したのはクララが20歳くらいの時だけれど、映画は娘がまだ小さい頃に父親が出て行き、長らく疎遠だったという設定。
アルコールやタバコ、薬物依存で苦しむ娘を助けたい父親も、かつて依存症に苦しみ、それが離婚の原因になった様子。
ストーリー的には目新しく無いのだけれど、実の親子共演と実体験に基づくというのが興味をそそられます。
二人が「Bleeding Love」を一緒に歌ったり、トミーのダンスシーン、アメリカ中西部の風景など、素敵なシーンもあるし、ロードムービーってだけでも好きなのだけど、自分にはもうひとつ響きませんでした。
ユアンは堪能できました。
娘がドアを開けると、父親が待っているラストは良かったです。