3年待った甲斐あり 『エジソンズ・ゲーム』(ネタバレ感想)

3年待った甲斐あり 『エジソンズ・ゲーム』(ネタバレ感想)

2017年に製作されたのに、プロデューサーだったハーベイ・ワインスティーンがセクハラ告発されたことによる影響で公開延期となっていたのをようやく観ることができました。楽しみにしていただけに長かった〜!
今回の公開版はワインスティーンが編集に口を出した2017年トロント映画祭上映版ではなく、監督が編集したディレクターズカット(インターナショナル版)

THE CURRENT WAR: DIRECTOR’S CUT 2019年米 108分

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ストーリー

白熱電球の事業化を成功させたトーマス・エジソンは、電気を普及させようと送電システムの構築に力を入れるが資金繰りに苦労していた。エジソンと組んで送電事業を行いたいと考えた実業家ジョージ・ウェスティングハウスはエジソンを食事に招待するが、エジソンは断ってしまう。ウェスティングハウスはエジソンが進める“直流”に対し、より安価な“交流”を使い対抗していく。そんな中、エジソンのもとへ若き天才ニコラ・テスラが仕事を求めて訪ねてくる。

キャスト

トーマス・エジソンにベネディクト・カンバーバッチ、妻メアリーにタペンス・ミドルトン、秘書のインサルにトム・ホランド。J.P.モルガンにマシュー・マクファディン
ジョージ・ウェスティングハウスにマイケル・シャノン、妻マーガリートにキャサリン・ウォーターストン。ニコラ・テスラにニコラス・ホルトなど。
監督はアルフォンソ・ゴメス=レホン。製作に加わっているティムール・ベクマンベトフが当初監督予定だったそうで、それも面白そう。
ワインスティーン・カンパニー(TWC)の経営悪化などの影響を受け、お蔵入りになりそうだったのを救ったのは製作総指揮に名を連ねているマーティン・スコセッシだったとか。ありがたや〜!
ベネディクト・カンバーバッチと友人アダム・アクランドの製作会社”SunnyMarch”の名前がクレジットにあるなと思えば、プロデューサーとしても参加しています。

ネタバレ感想

あまり知られていない(というか私は全く知らなかった)エジソンの実業家としての顔に焦点を当てた物語。原題の”THE CURRENT WAR”(電流戦争)の意味は「直流」にこだわったエジソンと「交流」を使ったウェスティングハウスの対決という構図から。原題の方が映画の内容が分かるし、邦題がカッコ悪すぎる上に公開劇場が少なすぎて、面白い映画なのに全く勿体無い!

映画の面白さは勿論、ベネディクト・カンバーバッチファンにとってはかなり美味しい映画で、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』に続く、堂々の主演映画。
第90回アカデミー賞に間に合っていれば、間違いなく賞レースに絡むはずだったのに、ワインスティーンめ〜。彼の逮捕自体は喜ばしいことですが、公開時期が伸びたのは残念。

アクの強い役が多いマイケル・シャノンが善良なウェスティングハウスを演じ、エジソン役のベネは相変わらず傲慢キャラで汚い手も使うけれど、人を殺すものは作らないというこだわりやそのこだわりに反する電気椅子への協力(あの失敗は電気椅子を使わせない様にするためにあえてだったのかがはっきりしないけれど)への葛藤、家族への愛情なども含めて魅力的なエジソンでした。

本当はエジソンと組みたかったウェスティングハウスとそれが出来ないと分かっていて食事をすっぽかした(と思える)エジソンのようやくの対面シーンも良かった。

顔のアップが多いのが少々気になりましたが、大満足の美味しい映画でした(←しつこい)
おかわりしたいのに、片道1時間半ドライブしないと観に行けないという(>_<)
そうでなくても新作映画が少ないんだから、もっと上映館増やして〜!

 

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