Netflixでリブートされた新作を見る前にオリジナルをと思い鑑賞。
少し前にシネコンで短期間リバイバル上映されていましたが、今でも十分通用する面白さでした。
新幹線大爆破 1975年日本 152分
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ストーリー
乗客約1500人を乗せた東京発博多行きの「ひかり109号」発車後、国鉄本社公安本部に、109号に爆弾を仕掛けたという電話が入る。爆弾は新幹線が時速80キロ以下に減速されると自動的に爆発するという。犯人は工場の元経営者・沖田哲男と工員の大城浩、そして元過激派の古賀勝で、国鉄本社に500万ドルを要求。運転指令長の倉持は運転士の青木に事件発生を知らせるとともに、警察庁の須永刑事部長や公安本部長の宮下を招集して緊急対策本部を設置。乗客の命優先で身代金を払うことに決まったが…。
キャスト
犯人:沖田哲男に高倉健、工員の大城浩に織田あきら、元過激派の古賀勝に山本圭。
国鉄:運転指令長の倉持に宇津井健、ひかり109号運転士の青木に千葉真一、公安本部長に渡辺文雄、総裁に志村喬他。警察:刑事部長に丹波哲郎、捜査一課長に鈴木瑞穂、千田刑事に青木義郎、堤刑事に田中浩、佐藤刑事に川地民夫、他、北大路欣也、小林稔侍、竜雷太、藤田弓子、志穂美悦子、田中邦衛、多岐川裕美、宇津宮雅代など大勢。
監督は、『ゴルゴ13』の佐藤純彌。
ネタバレ感想
この作品は知りませんでしたね。
『タワーリング・インフェルノ』の同時期公開なのでパニック映画全盛期でしょうか、海外の反応も良かったとか。
オールスター総出演のような豪華さに、名前は知らなくても見覚えのある役者さんがたくさん出ていて、見つけるだけでも面白かった。
新幹線のスピードが80キロ以下になると爆発する設定で、『スピード』(1994)の元ネタになったとか。
内容だけに国鉄の協力が一歳得られず製作に苦労したそうで、映像にミニチュア感のあるシーンもあるけれど、ストーリーで十分補っています。
犯人が高倉健なので悪い奴のはずもなく、高度経済成長期に社会から弾き出された者たちが、それぞれのスキルで完全犯罪を目論みます。
乗客を守りたい国鉄職員と犯人を逮捕したい警察、それぞれの立場や目的が行き違い、緊迫感が途切れません。
結果的には無事爆弾を解除し、犯罪が成立するわけもなく、犯人は射殺されるわけですが、その過程のそれぞれの想いを丁寧に描いているところが良かったです。
爆弾の設計図を預けた店が不慮の火事というのは、無理筋な気がしましたけどね。
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