闘え! 『モンキーマン』(ネタバレ感想)

闘え! 『モンキーマン』(ネタバレ感想)

こちらも評判良かったのに昨年劇場で見逃した作品『モンキーマン』。
ジョン・ウィック』系と聞いていましたが〜

 

MONKEY MAN 2024年米/加/シンガポール/印 121分 R15+

 

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ストーリー

地下格闘技場で悪役覆面ファイター“モンキーマン”として、殴られることでわずかな日銭を稼いでいるキッド。幼いころに大好きな母を理不尽に殺され、自分からすべてを奪った相手に復讐を果たすことだけを支えに生きてきた。ある日、とうとう復讐相手に近づく方法を見つけた彼は、ついに長年待ち望んできた瞬間に向けて行動を開始するが…。

キャスト

モンキーマンことキッドに『グリーン・ナイト』のデヴ・パテル、ファイトクラブのオーナー兼MCのタイガーに『ハードコアシャールト・コプリー、キングスクラブの雑用係アルフォンソにピトバッシュ、キングスクラブのシータにソビタ・ドゥリパラ、キッドを助けるヒジュラの僧アルファに『ホテル・ムンバイ』のヴィビン・シャルマ、キッドの宿敵の警察署長ラナにシカンダル・ケール、ババにマカランド・デシュバンデなど。
監督・脚本にデヴ・パテル、プロデューサーに『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール

ネタバレ感想

監督・脚本・主演を務めたデヴ・パテルが構想8年費やして完成。
最初は『チャッピー』のニール・ブロムカンプに監督を依頼していたのが、ブロムカンプに勧められて初監督。
なかなか骨太な作品になってます。
ジョン・ウィック』系というので復讐劇というのは想像がついていましたが、アジアンテイストを取り入れたアクションに、インドの社会問題や猿神ハヌマーンの神話も取り入れて、ただのアクション映画ではない深みも出ていました。

良い評判のみで予告も見ずに鑑賞する最近の自分によくあるパターンで、舞台がインドなのにまず驚き、薄汚いリングで猿のマスクを被って殴られている姿にまた驚き、ボロボロの主人公から目が離せなくなりました。
実際撮影中に怪我もしたみたいで、痛々しさが画面から伝わってきます。
仕掛けた復讐に失敗し敗れ、死にかけたところを助けられ、修行し再び挑みます。

どちらかというとコメディ系の柔らかいイメージがあったデヴ・パテルでしたが、贅肉を削ぎ落としたシャープな風貌に。テコンドーの黒帯を持っているらしく、修行後の格闘シーンもバッチリ決まってます。

続編も作れそうなラスト。
個人的には続き物にするのが良いとは思いませんが、ただ犬が気になってます。

 

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