ワーキングマザー強し! 『キル・ボクスン』(ネタバレ感想)

ワーキングマザー強し! 『キル・ボクスン』(ネタバレ感想)

キル・ボクスン』をNetflixで見ました。
シングルマザーの殺し屋の話。
緩めに進んでいましたが、中盤で怒涛のアクションが始まってからは面白くなりました。

 

길복순/Kill Boksoon 2023年韓国 137分

 

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ストーリー

暗殺請負組織「MKエンターテイメント」に所属するA級の殺し屋キル・ボクスンは、仕事面では優秀との評判だったが、娘ジェヨンの母親として思春期の娘との接し方に悩んでいた。「MKエンターテイメント」との契約更新時期のキル・ボクスンは、代表のチャ・ミンギュ直々に依頼された任務で迷いが生じて殺しを遂行できず、組織から命を狙われる身となってしまう。

キャスト

キル・ボクスンに『シークレット・サンシャイン』のチョン・ドヨン、MKエンターテイメントの代表ミンギュに『シルミド SILMIDO』のソル・ギョング、ボクスンの娘ジェヨンに『虐待の証明』のキム・シア、ボクスンの後輩のヒソンに『モガディシュ 脱出までの14日間』のク・ギョファン、ミンギュの妹ミンヒに『憑依』のイ・ソム、新人のヨンジにイ・ヨン、特別出演でファン・ジョンミンなど。
監督・脚本は『キングメーカー 大統領を作った男』のピョン・ソンヒョン

ネタバレ感想

タイトルと冒頭の日本人ヤクザ(ファン・ジョンミンが拙い大阪弁で演じてます)の刀に対峙するところから、ちょっと『キル・ビル』を連想しなくてもないけれど、どうも監督がタランティーノ好きらしい。

自分の腕に自信満々のキル・ボクスン、暗殺を作品という代表ミンギュのお気に入り。豪邸に住みベンツに乗り、娘は私学に通っている。悩みは娘のことだけ、という前半はちょっと緩くて、ハズレかなと思っていたら、中盤でミンギュがウラジオストクでロシア人集団を1人で相手にするところからグッと面白くなりました。
銃の撃ち方がちょっと『ジョン・ウィック』的。
ここから展開がスピーディに、怒涛のアクションシーンが続きます。

娘が居るから仕事に疑問を持つ様になった。
娘くらいの年齢の新人が殺されたことで、ミンギュに立ち向かうことに。
関係ないようで、娘の存在がスパイスになってます。
ミンギュの方は妹ミンヒの暴走で追い詰められていきます。
娘の父親はミンギュかと思っていたのですが、そうではなかったですね。

将棋の指し手を数手先まで考えるように、キル・ボクスンが自分の攻撃に対して相手がどう攻撃してくるかを想像する演出が面白い。クライマックスのミンギュとサシで戦うシーンは思わぬ展開となりました。

メンバーは替わるけれど、スピンオフ制作も発表された様です。

 

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