『オーディブル:鼓動を響かせて』『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』

『オーディブル:鼓動を響かせて』『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』

第94回アカデミー賞にノミネートされたドキュメンタリーを2本配信で見ました。

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『オーディブル:鼓動を響かせて』

 

Audible 2021年米 38分

内容

アメリカンフットボールの強豪校であるメリーランドろう学校。
42戦連続勝利がストップ。そして高校生活最後のホームカミングの試合を控えている、アメフト部所属のアマレ。
親友テディの自殺や、自身の境遇について語る。

感想

ろう学校というから、ろう学校同士の試合かと思っていたら、健聴者の学校との試合で強豪校というのに驚き。
アマレは耳が聴こえないこと以外は普通の高校生、いやもっとしっかりしている印象だけれど、親友の自殺や自身の環境に苦しみ、それでも前を向く強さを持っている。
コーダ あいのうた』もそうだけれど、ろう者を取り上げる映画が増えている気がしますね。

 

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『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』

Summer of Soul (…Or, When the Revolution Could Not Be Televised) 2021年米 118分

内容

ウッドストックが開催された1969年の夏、160キロ離れた場所で行われたもうひとつの歴史的音楽フェスティバル「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」。フェスティバルを記録した映像が、なぜ50年間も日の目を見なかったのかにスポットを当てた音楽ドキュメンタリー。スティービー・ワンダー、B・B・キング、マヘリア・ジャクソン、ニーナ・シモンらブラックミュージックのスターが集結し、30万人以上が参加した一大イベントの全貌を、貴重な映像や当時のインタビュー、そして約50年の時を経てこの映像に初めて触れる当時の参加者たちの証言を交えながら描き出す。

感想

劇場でも上映していたんですけど、『真夏の夜のジャズ』を劇場鑑賞した時もうひとつノレなかったので、こちらは配信で。
ニューヨークのハーレム地区で行われるフェスティバル、もちろん観客はほぼ黒人。
警察は来ないだろうとブラックパンサー党が会場警備を行うものの、警察も次第にやって来る。
なんといってもニューヨーク市もスポンサーというのが意外で、当時黒人からも支持があった市長がオープニングのスピーチをしていました。
フェスティバルの盛り上がりを見せるよりは、当時のハーレムの状況を描く方に重きを置いています。
そのため肝心なステージの様子より、コメントや説明の方が多く感じられ、盛り上がりに欠けますが、長編ドキュメンタリー賞受賞。

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