好きな人は好きなんだろうけど… 『デューン/砂の惑星』(ネタバレ感想)

好きな人は好きなんだろうけど… 『デューン/砂の惑星』(ネタバレ感想)

ドゥニ・ヴィルヌーヴ版『DUNE/デューン 砂の惑星』を観て、デヴィッド・リンチ版がどうだったのか気になったので、AmazonPrimeが今月中はレンタル100円なので見ておきました。

 

DUNE 1984年米 137分

 

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ストーリー

遥か未来。人類は大王皇帝、恒星間輸送を独占する宇宙ギルド、惑星領土をもつ大公家連合の三勢力に分裂していた。皇帝シャッダム4世は、従弟にあたる公爵レト・アトレイデスに砂漠の惑星アラキス(デューン)を新たな土地として与えた。アラキスは、不老不死の薬物メランジの唯一の産出星であり、莫大な富をもたらす惑星であった。しかし皇帝は、アトレイデス家の仇敵ハルコネン家と結びつき、大公家のあいだで人気のあるレトを、なんとか失脚させようと企んでいた。アラキスに着いたアトレイデス公爵家は、医師ユエの裏切りとハルコネン家が皇帝から借りた怖るべきサルダウカー軍団による襲撃に合う。ハルコネン男爵に捕えられた公爵は自害し、息子ポールと公爵の妾妃でポールの母、ジェシカは、かろうじて砂漠へと逃げのび、惑星アラキスの原住民であるフレーメンの集団に紛れ込む。ポールはやがて生命の水によって、未来を透視する能力をもつようになる。チャニを妻に迎えたポールは、フレーメンからムアディブという称号を与えられ、名実共に指導者となり、父の仇である皇帝とハルコネン男爵を抹殺する。

キャスト

ポール・アトレイデス/ムアディブにカイル・マクラクラン、本作がデヴュー作だったんですね。
父であるレト・アトレイデス公爵にユルゲン・プロホノフ、母ジェシカにフランセスカ・アニス、ガーニーにパトリック・スチュアート、ユエ医師にディーン・ストックウェル、ダンカンにリチャード・ジョーダン、メンタートのハワトにフレディ・ジョーンズ、カインズ博士にマックス・フォン・シドー、家政婦にリンダ・ハント
ハルコネン男爵にケネス・マクミラン、ラバンにポール・L・スミス、フェイドにスティング
フレーメンのリーダー、スティルガーにエヴェレット・マッギル、チャニにショーン・ヤング
皇帝にホセ・フェラー、ベネ・ゲセリットの教母にシアン・フィリップス、他ヴァージニア・マドセンなど。
監督はデヴィッド・リンチ

ネタバレ感想

何度も頓挫した大河小説の映画化が137分ではダイジェスト版にしかならず。(ラフカット版は4時間以上あったらしい)長尺版を見るべきだったか。もう1回は流石にキツい(>_<)
ヴィルヌーブ版が155分掛けて描いたパートは、それでも90分程費やしてます。
以降は急足になった感は否めませんが、一応完結しています。

ポールがカイル・マクラクラン、レト侯爵がユルゲン・プロポノフなセンスはナイス♪
マックス・フォン・シドーリンダ・ハントの出番が少なすぎたのは残念。スティングを出した意味はあったのか?
ジェシカやチャニの描き方が添えものでしかないのは、時代的に仕方ないですね。
原作を読んでいないので、原作どおりなのか分かりませんが、ハルコネン男爵が薄気味悪すぎ。
映像は当時としては頑張っている気がします。

原作小説には宮崎駿も影響を受けているらしく、確かに『風の谷のナウシカ』ぽいシーンも。
ドラマシリーズも作られてますが、「ゲーム・オブ・スローンズ」の様にはいかなかったみたいですね。

ホドロスキー版も見るべき?

 

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