現在実写版映画が絶賛公開中の「キングダム」
原作漫画は連載中で、コミックスは現在69巻まで発売。
60巻くらいまでは読んでいたのだけれど、しばらく途切れてました。
３作目の実写映画の予告を見ても、メインキャラ以外は誰が誰だかさっぱり状態だったので、
1巻から再読することに。（ちなみに実写版映画はどれも未見）
キングダム １〜33／69巻 原泰久
あらすじ
紀元前3世紀、500年の争乱が続く古代中国の春秋戦国時代末期。
「中華統一」を目指す後の始皇帝・第31代秦王・嬴政と、その元で「天下の大将軍」を目指す主人公・信。
2人の出会いからのお話。
戦災孤児で下僕の少年、信と漂。ある日、漂は秦の大臣・昌文君に見出だされ都での仕官を果たす。実は漂は秦王・嬴政とそっくりで、嬴政の影武者となっていた。政は異母弟・成蟜と秦左丞相・竭氏の反乱により玉座を狙われていた。
漂の頼みで政と合流した信は、出会った河了貂の手引きで逃がれ、昌文君らと合流。
かつて友好を築いていた山の民の助力を求め、政は山の王・楊端和に直談判。
山の民と共に政達は成蟜と竭氏のいる秦王都・咸陽へ向かう…。
ネタバレ感想
TVアニメ化、実写映画化もされている、大人気の漫画シリーズだけれど、
連載当初は人気が無く、以前アシスタントをしていた「スラムダンク」の井上雄彦に相談すると、
眼を２割大きく描けというアドバイスをもらい、その通りにしたら人気が出たという話は有名。
史実に基づいているものの、
大将軍を目指す信と、中華の統一王を目指す政の、成長譚と友情にフォーカスしたストーリー。
秦・楚・魏・趙・韓・燕・斉の７国に分かれている中華。
国内、国外と戦闘シーンが多く、勝つための戦略と、出てくる豪傑達が面白い。
主人公の信はまだまだ成長過程で、彼の目標となる将軍たちの生き様を見て学んでいく。
濃いキャラばかりで、顔と名前、漢字もなかなか覚えるのが大変。
（というか、秦国のキャラだけで手一杯^^;）
33巻までのところでは、
秦の国王である政は若年王のため、相国（日本の太政大臣の様な役職）の呂不韋が実権を握っており、
王の座まで狙っている呂不韋から実権を取り戻したい政。
下僕から兵士、百人将となり「飛信隊」という隊名を王騎将軍にもらい、
千人将、そして三千人の兵士を任される三千人将にまで昇格した信。
秦国外へも名前が知れるようになり、序盤のキーパーソンであった王騎将軍亡き後も、
政と共に命懸けで目標へ向かって進んでいきます。
引き続き、34巻からも読みま〜す！
