指輪物語誕生の原点 『トールキン 旅のはじまり』(ネタバレ感想)

映画の旅

トールキン 旅のはじまり』、「ホビットの冒険」や「指輪物語」などの著者であるJ・R・R・トールキンの若き日を描いた青春ドラマ、しかもニコラス・ホルト主演と聞けば観ますよね〜!

TOLKIEN  2019年米 111分 PG12

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J・R・R・トールキン

が、ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキンであるということをこの映画で初めて知りました( ̄∀ ̄*)イヒッ

正直なところ、著作は上記の2作しか読んでいないけれど、分量としては結構あります。2作の映画化が『ホビット』シリーズ3作と『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ3作あるのでお分かりでしょう。

トールキンの描くファンタジーはハイ・ファンタジーと呼ばれる架空の世界。エルフ、オーク、トロルなど。ロール・プレイング・ゲームに影響を与えていることは有名ですね。エルフの言葉など独自の言語を生み出したことも映画内で描かれています。

ストーリー

父を亡くし、続いて母を亡くし孤児となったトールキンは、優秀で有ったため教会の後押しで名門校へ通うことになります。そこで出会ったロバート・ギルソン、ジェフリー・スミス、クリストファー・ワイズマンら3人の友人たちとの日々。里親家庭で一緒に育ったエディスとの恋。第一次世界大戦に参戦を経て小説家の道を歩むまで。

キャスト

少年期と青年期で役者が代わりますが、青年期トールキン役にニコラス・ホルト(少年期ハリー・ギルビー)、友人のクリストファーに『ダンケルク』でピーターを演じたトム・グリーン=カーニー(少年期タイ・テナント)、ジェフリーにアンソニー・ボイル(少年期アダム・ブレグマン)、ロバートにパトリック・ギブソン少年期アルビー・マーバー)、エディスはリリー・コリンズより若い時のミミ・キーンの方が印象的。神父にコルム・ミーニイ、教授にデレク・ジャコビ、校長役で「ゲーム・オブ・スローンズ」のオーウェン・ティールなど。
監督は『トム・オブ・フィンランド』のドメ・カルコスキ

感想

最初はストーリーより、現代では失われつつあると感じる社会の豊かさに目がいってしまいました。
孤児を引き取って学校へ通わせてくれる里親、上級も下級も平等であるべきという校長、優秀で適正があれば受け入れる奨学金制度。本編から外れたところに思うところあり。

第一次世界大戦で従軍している間に回想する形式で話が進行していきますが、トールキンのお付きの兵士の名前がサム、倒れそうなトールキンの面倒を見てくれるので、思わずフロドとサムを重ねますよね。戦場で友人を探すところでは旅の仲間とはぐれた時を思い出したり、戦争のシーンでは敵の攻撃の映像とドラゴンのイメージが被ったりと、戦争体験がその後の執筆に大きな影響を与えたのが分かります。

学校で巡り合った親友たちが、作曲家、詩人、画家などそれぞれ芸術家の素養を持っているのも彼が小説家となる要因になったのだと思いますが、小説家としてのトールキンの映画というよりは、一人の若者が小説家へとなるまでというお話で、邦題の”旅のはじまり”がまさにそのとおりな映画でした。

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コメント

  1. しましま より:

    木蓮さん

    2作品だけでも読んだのはすごいと思います。私は
    「指輪物語」が映画になったのでまず原作を読みたくなりましたが、
    本を買っても途中で眠ってしまいました。
    その苦々しい思い出と共に映画を見ました^^;

    >>戦争のシーンでは敵の攻撃の映像とドラゴンのイメージが被ったり

    作品が生み出されてから彼の戦争体験へとさかのぼるは想像に易しですが
    映像化してもらえて初めて具体的な追体験ができますね。
    あのドラゴンのような煙をスクリーンで見て「おお!」ってなりました!!

    >>本編から外れたところに思う

    教会の牧師さんがあそこまで孤児の面倒をきちんと見てくれるところが感動でした。
    受け入れた学校の方にも。。。

    • 木蓮 木蓮 より:

      しましまさん
      元々ファンタジー系が好きなのですが、昔調の言葉遣いだったりすると読みづらいですよね。
      そして時間も掛かるし( ̄∀ ̄*)イヒッ
      映像化はイメージが湧きやすくて良いですよね。
      牧師さんについては私も思いました。
      格差があっても平等にって今では難しいですよね、情けない話です。

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