気になっていた『SISU /シス 不死身の男』をアマプラで鑑賞。
犬は死にませんからご安心を(馬は死んじゃうんだけど^^;)
SISU 2022年フィンランド 91分 R15+
ストーリー
1944年、ソ連に侵攻されナチスドイツに国土を焼き尽くされたフィンランド。金を掘っていたアアタミ・コルピはとうとう金塊を掘り当てる。金を換金するため、愛犬ウッコとともにヘルシンキへ向かうが、道中でルーノ・ヘルドルフ中尉率いるナチスの戦車隊に遭遇し金塊と命を狙われる。しかし実はアアタミはソビエトとの戦争で、たった一人で敵兵300人を殺した伝説の兵士だった。使い古したツルハシ1本と不屈の精神を武器に、次々と敵を血祭りにあげていくアアタミを人は不死身という意味の「SISU」と呼ぶ。
キャスト
老兵アアタミ・コルピにヨルマ・トンミラ、ナチスドイツ軍のブルーノ・ヘルドルフ中尉に『オデッセイ』のアクセル・ヘニー、ヴォルフに『ロンドンゾンビ紀行』のジャック・ドゥーラン、シュルツにオンニ・トンミラ、捕虜の女性アイノにミモサ・ヴィッラモなど。
監督・脚本はヤルマリ・ヘランダー。
ネタバレ感想
シスというとつい『スター・ウォーズ』を連想しますが、フィンランド後の「SISU」とは「想像を絶するほどの意志の強さ、何があっても折れない心」という意味らしい。
死ぬのを拒むと言われているとおり、何があろうと死なない!
撃たれようと、地雷原を通ろうと、首を吊られてさえも死なない!
ランボーもビックリなしかも老人。
ストーリーは、シンプルに金の奪い合い、ほぼアクションでセリフもろくにない。
たまたま金を持っている老人を見つけたナチス中尉が、金を手に入れるため老人を襲撃、しかしどんな方法を使っても生き延び、逆に部下の兵士が次々と死んでいく。
一体何者と思うと、実は伝説の兵士だったと明かされる。
ほぼ荒野での闘いなのに、地上戦・水中戦・空中戦までバリエーション豊富で飽きさせない。
人体爆発などゴア描写はかなりあるし、流石にケガはするので治療シーンなど画面を見られないシーンも多いのに、何故か見てしまう不思議。( ̄∀ ̄*)イヒッ
居なくなり心配していたら現れるを繰り返すつぶらな瞳のワンコが癒し。
なぜそこまでして金を守るのか、何か理由か目的があるのかと思えば、その辺は全くスルーで。
ひたすら不死身っぷりを見せつけられる映画でした。
諦めなければ、死ぬのは拒否できるのかしらん。