陰謀論ではなくロマコメ 『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』(ネタバレ感想)

陰謀論ではなくロマコメ 『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』(ネタバレ感想)

引き続きApple TVで、昨年見逃した『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』を。

 

Fly Me to the Moon 2024年米 132分

 

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ストーリー

1969年、アメリカ。人類初の月面着陸を目指す国家的プロジェクト「アポロ計画」の開始から8年が過ぎ、失敗続きのNASAに対して国民の関心は薄れつつあった。ニクソン大統領の側近モーは悲惨な状況を打開するべく、PRマーケティングのプロフェッショナルであるケリーをNASAに雇用させる。ケリーはイメージ戦略のためにあの手この手と仕掛けていくが、NASAの発射責任者コールはそんな彼女のやり方に反発する。しかしケリーのPR作戦によって月面着陸が全世界の注目を集めていき、コールも彼女に一目置くように。そんな中モーから「月面着陸のフェイク映像を撮影する」という指令を受けたケリーは…。

キャスト

PRマーケティングの専門家ケリーにスカーレット・ヨハンソン、NASAの発射責任者コールにチャニング・テイタム、政府関係者のモーにウッディ・ハレルソン、ケリーの秘書にアンナ・ガルシア、他ジム・ラッシュ、レイ・ロマーノ、クリスチャン・クレメンソン、ヴィクター・ガーバー、ノア・ロビンズなど。
監督はグレッグ・バーランティ

ネタバレ感想

1961年〜1972年に掛けて、米国による有人月面着陸を目的としたアポロ計画。
当時は宇宙開発を米ソが競っていたこともあり、当時を描いた映画も結構ありますよね。
特に月面着陸に初めて成功したアポロ11号と、着陸はできなかったものの宇宙飛行士が無事に帰ってこられたアポロ13号についてが多い印象。
アポロ11号については、今でもあの有名な月面着陸シーンはフェイクだと思っている人はいるらしいし、よくネタにもされていますよね。
本作はアポロ11号の裏話的な話と並行して、発射責任者コールとPR担当ケリーとのロマンティック・コメディ。
シリアス半分、ロマンス半分という感じ。

3名の飛行士が事故で亡くなったアポロ1号の失敗というトラウマを抱えているコール。
政府関係者のモーにつけ込まれるくらいには、過去に秘密があるらしいケリー。
訳あり2人の王道ロマコメに、ロケット打ち上げまでのプロセスが絡みます。
裏方たちのアポロ計画への想いをチラッと噛ませ、ストーリーに深みはないものの、
エンタメとしては重すぎず軽すぎずの適度な塩梅で、尺は長めですけど飽きさせません。
物足りないかは人によるかな( ̄∇ ̄)ニヤッ

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