『バレリーナ』をNetflixで。
ジョン・ウィックのスピンオフだっけ?と見始めたら、韓国映画だったので絶対違うとわかったけれどそのまま鑑賞。これがスピンオフでも通用しそうな内容でしたわ。
Ballerina 2023年韓国 96分 16+
ストーリー
久しぶりに親友でバレリーナのミニに呼ばれたオクジュが彼女の家を訪れると、ミニが遺したメモと自殺した彼女を発見。ミニが復讐を望んでいることをメモで知ったオクジュは、調べを進めるうちにチョイという男にたどり着く。チョイと彼が所属する犯罪組織の男たちを相手に、たった1人で闘いを挑むが…。
キャスト
オクジュに『バーニング 劇場版』のチョン・ジョンソ、バレリーナのミニに『ドライブ・マイ・カー』のパク・ユリム、ターゲットのチョイにキム・ジフン、他シン・セフィ、キム・ムヨルなど。
監督・脚本は『ザ・コール』のイ・チュンヒョン。
ネタバレ感想
オクジュが軽くコンビニ強盗をいなすところから始まります。
彼女がなぜ強いのかというと、元SP(警護員)で銃も扱えるくらい。
「女性版ジョン・ウィック」と言われているとおり、自殺した親友を追い込んだ相手に復讐するため、組織に一人で乗り込んでいきます。
孤独なオクジュにとってミニはたった一人の親友。
彼女が死んだ理由と相手を突き止め、ためらう事なく復讐します。
と言っても、死んだ理由も状況もさら〜っと匂わせる程度で、多分こうなんだろうなと見ながら推測する感じ。
ストーリーの全てがほぼ曖昧で、ひたすらアクションシーンに力を入れている様なので、考えずにに見られますが、話の中身がなさすぎて少々モヤっとします。
それでも重すぎず軽すぎずの絶妙なバランスなので、そのまま一気に見てしまいますね。
アメリカの様な銃社会ではないので、闇で銃を手に入れる相手が面白い。
組織の人間も銃ではなく基本ナイフで襲ってくるのと、たかが女一人と舐めているのが好都合。
こちらも傷を負いながらもガンガンやっつけていくのが痛快ですね。
最近この手の復讐話も割とあるし、女性のアクション物も珍しくないのに面白かったと思えるのは、キャラの魅力なのかキャストの魅力なのか。命をかけるみたいな重苦しさもなく、損得勘定もなく、復讐という目標に向かって自然体で着々と進めていくオクジュ。媚びたりしないで、女性が当たり前に活躍するのは見ていても嬉しいですね。
最後の手帳は続編への伏線なのかも。