独りではなく仲間と共に 『エノーラ・ホームズの事件簿2』(ネタバレ感想)

独りではなく仲間と共に 『エノーラ・ホームズの事件簿2』(ネタバレ感想)

Netflix配信のミステリー映画『エノーラ・ホームズの事件簿』(2020年)の続編が11月4日から配信スタート。
早速見ました。前作よりもエノーラも事件も成長していたかな。( ̄∇ ̄)ニヤッ

 

Enola Holmes 2 2022年英/米 130分 13+

 

Advertisement

 

ストーリー

シャーロック・ホームズの妹のエノーラは、自身の探偵事務所を開設するも若い女性という理由で依頼人に相手にされない。諦めかけた時、少女から行方不明の姉を探してほしいと依頼される。手がかりを追ううちに怪しい男につけられるエノーラ。逃げる途中で偶然出くわした兄シャーロックも、強盗事件の推理に行き詰まっていた。
兄の手助けを断り独り捜査を続けていたエノーラは、殺人の現場に出くわし、犯人として逮捕されてしまう。

キャスト

前作引き続き、エノーラ・ホームズにミリー・ボビー・ブラウン、兄のシャーロックにヘンリー・カヴィル、母ユードリアにヘレナ・ボナム=カーター、デュークスベリー侯爵に中川大志似の(しつこい)ルイス・パートリッジ、イーディスにスーザン・ウォーコマ、レストレイド警部にアディール・アクタル
グレイル警視にデヴィッド・シューリス、ミス・トロイにシャロン・ダンカン=ブルースター、サラにハンナ・ドット、他ヒメーシュ・パテルなど。
監督は前作と同じくハリー・ブラッドビア

ネタバレ感想

ナンシー・スプリンガーのヤングアダルト探偵小説「エノーラ・ホームズの事件簿シリーズ」の映画化。
前作は青春物の感じが強かったのですが、今回はしっかり推理物になってますね。

前作で失踪した母を探したエノーラは、行方不明者を捜索する探偵として事務所を設立するも、若い女性なので相手にされない。唯一の依頼者はマッチ工場で働く孤児。仲間で姉のような存在のサラの捜索をするうちに、マッチ工場で行員の少女達が次々とチフスで死んでいく謎を突き止めます。
一方兄のシャーロックは複数の銀行強盗事件の犯人がモリアーティであることにたどり着きます。

エノーラ達の母ユードリアは女性の権利向上の革命家で、前作では法案改正がキーとなっていましたが、今作は政治家と資産家の癒着で起こった悲劇、案外社会問題が絡んだ話になっています。
また今作では、母からの「仲間と一緒に」という助言から、兄やデュークスベリーらと一緒に捜査。
デュークスベリーとも結ばれ、シャーロックの相方まで見つけるというおまけ付き。
今時なので、モリアーティがアフリカ系の女性だったり、最後に登場したワトソン医師がインド系だったりとジェンダーも正典とは替えてきてます。
ワトソンが出てきたことで、次作が作られるのは決定な気がしますが、どうなんでしょう?( ̄∇ ̄)ニヤッ

 

Advertisement

映画の旅カテゴリの最新記事