Netflixで『アダム&アダム』を見ました。
タイムトラベルもの。40歳のアダムが12歳のアダムに出会います。
The Adam Project 2022年米 106分
ストーリー
科学技術が発達した2050年。戦闘機パイロットのアダム・リードは、亡き父ルイス・リードが開発したタイムトラベル技術の発明を阻止するため、2018年の世界にタイムワープしようとするが、追手に阻まれ、2022年へ到着。負傷したアダムは傷の手当てのため実家へ向かうが、いじめられっ子だが生意気盛りだった12歳の自分に出会う。大人と少年の2人のアダムは、協力して2018年へ向かうことに。そこは今は亡き父ルイスが存命している世界だった。
キャスト
大人アダムにライアン・レイノルズ、子供アダムにウォーカー・スコベル、アダムの母にジェニファー・ガーナー、父にマーク・ラファロ、アダムの妻ローラにゾーイ・サルダナ、マヤにキャスリン・キーナーなど。
監督は『フリー・ガイ』のショーン・レビ。
ネタバレ感想
自分の父が開発した時間旅行技術を葬るため、過去へタイムワープしたアダム。
そこで過去の自分に出会うけれど、この映画ではタイムパラドックスは存在せず。
正統な時間軸(フィックスタイム)は通常一本しかないため、別時代の同一人物同士が出会っても、お互いが元の時代に戻ると、時間軸の調整能力により記憶が無くなるため問題ないらしい。
負傷してタイムマシーン(って名前ではなかったけど)に乗れなくなった大人アダムが、同じDNAの子供アダムと共に過去へタイムワープ。今は亡き父と対面。
時間旅行のSFアドベンチャーではあるものの、ヒューマンドラマがメインでそこが良い。
大人アダムにとっては懐かしい父、子供アダムは父の死の傷がまだ癒えてない寂しさ一杯の時期。
二人の息子に同じ様に接する愛情溢れる父。
夫を亡くして一人で子育てをする母を助けるように子供アダムに諭す大人アダム。
しかし逆に、子供アダムに気持ちを悟られている事を知る大人アダム。
ライアン・レイノルズは最近おちゃらけたキャラが多いけれど、抑えた演技ながら父への慕情とか感情表現が見事で、やはり上手い俳優だなと再認識。
それを受け止めるマーク・ラファロの包容力、愛のために戦うゾーイ・サルダナ。
子供アダムのウォーカー・スコベル君の芸達者ぶりは将来楽しみ。
ハートウォーミングストーリーとして楽しめました。
あと、ライトセーバーみたいな武器マグシルがカッコ良かったです。