遅れて公開組の『デッド・ドント・ダイ』を観ました。
ジム・ジャームッシュ監督作で、アダム・ドライヴァーやビル・マーレイが出ているゾンビ物くらいの知識で観たのですが、ジャームッシュ常連組など個性派俳優オンパレードでした。
ストーリー
何かの原因により地球の軸がズレ、異常気象が続く世界。
アメリカの田舎町センターヴィル、平和な町で突然、ダイナーでウェイトレス達が襲われる。死体の状態から野性の動物の仕業かと思ったクリフ署長だったが、ロニー巡査はゾンビに間違いないと断言する。
怪しい月が輝く夜、次から次へとゾンビが蘇り、クリフ達は戸惑いながらも応戦するが・・・。
キャスト
警察署長のクリフにビル・マーレイ、ロニーにアダム・ドライヴァー、ミンディにクロエ・セヴィニー。葬儀社の謎の女性ゼルダにティルダ・スウィントン、牧場主のフランクにスティーヴ・ブシェミ、金物屋のハンクにダニー・グローバー、ガソリンスタンドのボビーにケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、森に住むボブにトム・ウェイツ。
ニュースキャスターにロージー・ペレス、他セレーナ・ゴメス、オースティン・バトラー、イギー・ポップなど。
監督は『パターソン』のジム・ジャームッシュ。
ネタバレ感想
しみじみ良かった『パターソン』の後がゾンビですよ。
振り幅が広いというか、まあ、いろんな映画撮りますよね、ジャームッシュ監督。
タイトルは「死者は死なない」。
劇中でもテーマソングがクドイぐらい流れます。( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
平和な田舎町に唐突にゾンビが現れ、さあどうする?となり、どうも出来ず。
何故か日本刀の達人なティルダ様の存在も、隠れ家が有ると逃げて行った子供たちも、結局どうなったのか分からないまま終わっちゃった。久しぶりに観たオチ無し。
オチが無いからといって腹が立つわけでもなく、映画が面白くないわけでもない。
実は製作者の深い意図があるのでは?
とか考えてみたけれど、そんな大層なものはなさそう。
と思ったら、地球温暖化への警告だったり、ゾンビは愚かな消費社会に取り憑かれている現代人のメタファーだったりと、ちゃんとメッセージがあるらしい。
気付かなかったけど(・・A;)あせあせ
要らないなと思ったのは、最初のテーマソングから引っ張り続けた、監督から台本読ませてもらったみたいなネタ。入れなくて良かったと思う。
個性豊かなキャストを観ながら、ゆる〜く楽しみました。
カイロ・レンに変身するかは映画を観て確かめてください。